明治安田生命J1リーグは6日、第7節の浦和レッズvs清水エスパルスが行われた。
ここ2戦負けがない浦和が4戦未勝利の清水をホームに迎えた一戦。浦和はキャスパー・ユンカーやダヴィド・モーベルグ、江坂任ら、清水は鈴木唯人や神谷優太、竹内涼らを先発起用した。
試合はモーベルグらを中心に攻め込んでいく浦和に対し、清水がカウンターから素早い攻撃を繰り出すという構図が続く。23分にはやや距離のある位置からのFKで神谷が直接狙ったが、GK西川周作に阻まれる。
試合が動くのは33分、ボックス左に供給されたスルーパスに反応したユンカーにGK権田修一が対応したがボールをクリアできずに交錯。ファウルとの判定でPKの笛が鳴り、キッカーの江坂が確実に決めた。
なかなか追い上げが及ばずビハインドのまま後半に入った清水。反対に良いリズムで戦い続けていた浦和だったが、53分に想定外の事態が起こる。ボックス内でGK権田が取りこぼしたところに詰めた伊藤敦樹が足を上げて清水DFと交錯してしまい、警告の対象に。伊藤は前半にも警告を受けていたため退場することとなった。
直後、浦和はユンカーと馬渡和彰に代えて安居海渡、宮本優太という2人の大卒ルーキーを送り出してバランスを整える。ここを勝負所としたい清水も、鈴木と竹内、後藤優介に代えてオ・セフン、ホナウド、中山克広を起用。193cmの長身を誇る新戦力オ・セフンはこれがJリーグデビューとなる。
数的不利の浦和は丁寧にパスを繋ぎつつ追加点の機会すらうかがっていくが、69分に清水が試合を振り出しに戻す。右CKでのショートコーナーから山原怜音がクロスを供給。ヴァウドが強烈なヘディングシュートを叩き込んだ。
その後、カウンターから勝ち越しを目指す浦和とオ・セフンに素早くボールを当てる清水の攻防が続くが、同点のままで試合が終了。この結果、浦和は3試合無敗も2試合連続ドローとなり、清水は連敗を回避したものの5試合未勝利となっている。
■試合結果
浦和レッズ 1-1 清水エスパルス
■得点者
浦和：江坂任（33分）
清水：ヴァウド（69分）
