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日本代表FW古橋亨梧、セルティックでの大活躍にも「初めて見る選手に対応しにくいのは当たり前」

セルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧が、海外で手にした手応えを語りつつさらなる向上を誓った。代表合宿中の8月31日、オンラインメディア対応で語っている。

快足と巧みな動き出しを武器にヴィッセル神戸で多くの得点を決めてきた古橋は、2021年夏に名門セルティックに完全移籍。初の海外挑戦となっているが、加入からの公式戦9試合で7ゴールと旋風を巻き起こしている。

スコティッシュ・プレミアシップだけでなくヨーロッパリーグ(EL)、リーグカップも並行して戦う過密日程について、古橋は「試合数が多くて、すごく楽しい」とポジティブ。Jリーグとは「違った意味で激しい」と感想を述べつつ、「駆け引きをもっと覚えてより脅威になれたらと思います」と向上心を示した。

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また、チームでの活躍については「チームメイトのみんなが信頼してパスを出してくれていることが一番なのかなと。駆け引きもですが、パスを出してくれる仲間がいるのも大事なのかなと思います」と同僚に感謝している。

“新戦力”として活躍したことについても過信していない。

「Jリーグでやってきたことがセルティックでも生かせていますが、相手からしたら初めて見る選手なので対応しにくいのは当たり前。対策されていく中でここからが大事だと思います。身体も大きくないですし、動き出しはもっと極めていかないといけないかなと思います」

一方で、先日にはセルティックの宿敵レンジャーズのファンが古橋に向けた人種差別的要素を含む動画をSNSに投稿。当該の人物たち2名が逮捕されたことも伝えられている。

不必要な雑音に巻き込まれる形となった古橋だが、自信はそのことについて「ああいう時こそ結果を残さないといけない」と前を向く。29日に0-1で敗戦したリーグ第4節、レンジャーズとのグラスゴーダービーでは「アシスト未遂もありましたが、未遂なだけで何もしていない。得点やアシストを決めて、この先成長していかないとと感じました」と悔しさをバネに変えている。

セルティックで大活躍し、急速に経験を積む古橋は、日本代表として帰国して臨むカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でも輝きを放ってくれそうだ。

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