20240429 Koki Saito(C)Getty Images

オランダで大注目!斉藤光毅に王者PSVがスカウト派遣か…元指揮官は大絶賛「ビッグクラブでも通用」

スパルタ・ロッテルダムMF斉藤光毅の活躍は、現地オランダでも大きな注目を集めているようだ。

2022年夏にロンメルから期限付きでスパルタに加入した斉藤。1年目の昨季は公式戦32試合で7ゴール5アシストを記録するなど、チームの6位フィニッシュに大きく貢献した。そして今季は序盤にハムストリングを痛めて長期離脱を余儀なくされたものの、年明けの復帰以降、コンスタントにゴールに関与。ここまで公式戦18試合3ゴール5アシストを記録している。

斉藤のこの活躍はオランダでも大きな注目を集めており、現地解説者の称賛が相次いでいる。さらに一部メディアでは、今季優勝を決めたPSVがスパルタの試合にスカウトを派遣したことも伝えられている。

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そんな斉藤について、オランダ『Algemeen Dagblad』は特集。その中で「サイトウは、テクニックとともにインサイドとアウトサイドの両方から1アクションで危険な場面を作る華があり、クリエイティブな選手だ」と評価。ピッチ外でも子供たちを中心に人気のある選手であるとも伝えている。

また注目を集めるその去就については、「スパルタが彼を失うことになるのは間違いない。2シーズンのレンタル期間の後、この夏に彼のこのクラブでのキャリアは終わる。次のステップは?PSVが間違いなくモニタリングしていることは明白だ」と伝え、詳細を続けた。

「PSVのテクニカルディレクターであるアーニー・スチュワートは、直近の2試合でスパルタの試合のスタンドにいた。スチュワートはペッレ・クレメントの義父に当たるが、サイトウに注目しているという事実には変わりがない。もしくは、トビアス・ローリッセンかもしれない。ヨハン・バカヨコやイルヴィング・ロサノの退団が差し迫り、ヨルベ・フェルテッセンは冬に退団。PSVがウィンガーを探していることは、もはや秘密ではない」

また、フェイエノールトなどで指揮を執ったロブ・ヤコブス氏は、斉藤が80年代から90年代初頭にフェイエノールトやユトレヒトで活躍したヴォジミエシュ・スモラレクを思い起こさせる存在であると語っている。

「ヴォジにはサイトウのような動きがあった。彼はボールを持って立っていたのに、突然にして消えてしまう。彼らのような選手たちは、ただ立っている状態からすぐに目の前に現れる。そして、他の選手のためにチャンスを作り出す。素晴らしいよ」

「彼はフィジカル面で強くはないから、立ち止まった状態から突然にしてスピードを作り出している。上半身で動きを作り出し、そして突然にしていなくなる。そして、もうそこには止められる背中はない。彼がピッチにいなければ(対峙する)右サイドバックは幸せだ。この能力はビッグクラブでも使えるものだ」

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