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鎌田大地先発のラツィオ、劇的な勝利で新監督の初陣飾る!マルシッチのAT弾でユヴェントスを撃破

現地時間30日、イタリア・セリエAは第30節が行われ、鎌田大地の所属するラツィオはホームのオリンピコにユヴェントスを迎えた。

トゥドゥール新監督の初陣となったラツィオでは、サッリ前監督の下でなかなか出場機会を得られなかった鎌田が先発メンバーに名を連ね、前監督の下で重用されていたゲンドゥージやベシーノがベンチに座った。

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鎌田はトップ下に近い位置でプレーし、5分には枠を外れたものの積極的にシュートを放つなど、持ち味である攻撃の意識の高さを感じさせた。

前線に躍動感と連動性を感じさせるラツィオは17分、右サイドのスローインからフェリペ・アンデルソンがドリブルで仕掛け、失ったボールを鎌田が奪い返すと、ゴール前にこぼれたボールをカステジャーノスがシュートに行くもゴール右へとわずかに外れる。さらに21分にもカステジャーノスがF・アンデルソンとのワンツーからエリア内右に抜け出し、ダイレクトでシュート。しかし、これもゴール右へと外れた。

ユヴェントスも左サイドのキエーザの打開力を中心にチャンスを作るが、GKマンダスの好守もありスコアは動かず、0-0のまま後半へ。

後半、ミレッティに代えてマッケニーを投入したユヴェントスに対し、ラツィオは57分にペドロとカステジャーノスを下げてインモービレとイサクセンを投入。ユヴェントスはさらに63分にカンビアッソを下げてウェアを投入すると、68分にはキエーザに代えてイルディズを投入する。

73分にはラツィオに決定機。インモービレの折り返しをゴール前で受けたマルシッチのシュートはブレーマーがブロックしてゴール左へと外れた。

80分、ラツィオは鎌田とカタルディを下げて、ゲンドゥージとベシーノを投入。鎌田は決定的な仕事こそできなかったものの、豊富な運動量で攻守にわたって存在感を発揮していた。

このままスコアレスドローに終わるかと思われたアディショナルタイムのラストプレー。ゲンドゥージが左サイドから右足でクロスを上げると、ゴール前に飛び込んできたマルシッチが頭で合わせ、ラツィオが土壇場で先制。試合はそのまま終了し、劇的な勝利で新監督の初陣を飾った。

■試合結果

ラツィオ 1-0 ユヴェントス

■得点者

ラツィオ:マルシッチ(90+1分)

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