現地時間28日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はグループステージ第5節が行われ、グループEでは鎌田大地の所属するラツィオがホームのオリンピコに日本人選手5人が所属するセルティックを迎えた。
直近のリーグ戦で9試合ぶりとなる先発を果たしたものの、インパクトを残せなかった鎌田はベンチからのスタート。一方、セルティックでは古橋亨梧のみが先発メンバーに名を連ね、負傷を抱える前田大然、旗手怜央、そしてなかなか試合に絡めない岩田智輝、小林友希は遠征メンバーに帯同しなかった。
先に仕掛けたのは、いまだ勝利がないセルティック。開始わずか5分、ペナルティーエリア手前でボールを受けた古橋が左足でシュートを放つも、これはGKプロベデルにキャッチされる。
ラツィオの反撃は10分、グエンドゥシの右クロスをファーサイドのフェリペ・アンデルソンがダイビングヘッドで叩きつけるも、これはゴール上へとわずかに外れた。
互いに決め手を欠き、膠着した展開のまま無得点で迎えた後半、再び古橋にチャンスが訪れる。49分、エリア内右でボールを受けた古橋が右足を振り抜くと、DFの股を抜けたシュートはゴール左へとわずかに外れた。
ラツィオも60分、F・アンデルソンのスルーパスに呼応してエリア内左に走り込んだイサクセンのシュートはゴール右へとわずかに外れる。直後にラツィオはF・アンデルソンとカステジャーノスを下げてインモービレとペドロを投入し先制点を奪いに行く。
試合が動いたのは82分、イサクセンがエリア内右からカットインして左足を振り抜くと、DFに当たってコースの変わったシュートをゴール前のインモービレが素早く反応して押し込み、ラツィオが長かった均衡をついに破った。
先制したラツィオは84分、L・アルベルトに代えて鎌田を投入。すると直後の85分、エリア内右でイサクセンの浮き球パスを受けたインモービレが、落ちてきたボールをボレーに行く素振りから切り返してDFをかわすと、左足で冷静にネットを揺らしラツィオが2-0とリードを広げる。
2点ビハインドのセルティックは、終了間際にゴール前の競り合いでファールを受けてPKを獲得。しかし、VARとオン・フィールド・レビューの結果、PKは取り消し。セルティックの反撃をゼロに抑えたラツィオが2-0で勝利し、ベスト16進出に王手をかけた。敗れたセルティックは敗退が決定し、ラツィオはこの後行われるアトレティコ・マドリーとフェイエノールトの結果次第では2位以内が確定する。
■試合結果
ラツィオ 2-0 セルティック
■得点者
ラツィオ:インモービレ(82分、85分)