Jonathan Tah Germany 03232024(C)Getty Images

国民の盛り上がりを狙い?ドイツ代表、自国開催EUROに向けたメンバーを “小出し発表”

ドイツサッカー連盟(DFB)は13日、レヴァークーゼンDFヨナタン・ターがEUROに向けてドイツ代表メンバー入りすることを発表。本来はサッカーと無関連のルートで伝えられている。

12日にはドイツ公共放送『ARD』のニュース番組を通じ、ボルシア・ドルトムントDFニコ・シュロッターベックが代表に復帰することが明らかになったドイツ代表。するとその翌日、ハンブルク市の介護サービス会社の社長を務めるラシード・ハミド氏が自身のインスタグラムに動画を投稿し、ターも招集されることを公表した。

動画の中でハミド氏は、市内の老人ホームで暮らす93歳の老婦人のロッティさんを訪問。ドイツ代表ユニフォームをプレゼントすると、ターの絵が描かれたケーキを披露し、「彼はドイツ代表でプレーするヨナタン・ターだよ!」と説明している。

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さらに同日には、今度は民放テレビ『RTL』の報道番組でニュースキャスターがバイエルン・ミュンヘンMFアレクサンダー・パヴロヴィッチのメンバー入りを“リーク”。20歳の同選手は3月の代表ウィークで初招集を受けるも、結局体調不良により辞退を強いられていた。

なお、EUROに向けた正式なメンバー発表を16日に控えるDFBだが、ドイツ誌『キッカー』によれば“情報の小出し”の意図は3月にあったような事前の情報漏れを回避するためとのこと。またこの発表の仕方で、自国開催のEUROに向けて国民を盛り上げることも狙いのようだ。

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