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マンチェスター・U、2点のリードを追いつかれガラタサライと3-3の痛恨ドロー…グループ突破に黄信号

現地時間29日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はグループステージ第5節が行われ、グループAではマンチェスター・ユナイテッドが敵地アリ・サミ・イェン・スポーツ・コンプレックスでガラタサライと対戦した。

ダークホースのコペンハーゲンの大健闘により、バイエルン以外は混戦模様のグループA。まさかの最下位に沈むユナイテッドは残り2試合の連勝が求められるが、最終節にバイエルンとの試合を残しているだけに、まずはこのガラタサライ戦に必勝態勢で臨むこととなった。

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すると早々に試合が動く。11分、ペナルティーエリア手前右でボールを受けたブルーノ・フェルナンデスが、ゴール前にクサビのパスを入れると、ホイルンドからのリターンを受けてエリア内左にDFの股を抜いたパスを通す。ここにフリーで待ち構えていたガルナチョが左足を振り抜くと、やや角度に欠けた位置からニア上を打ち抜き、ユナイテッドが先制する。

さらに18分、ショーからのパスをペナルティーエリア手前左でB・フェルナンデスが受けると、縦回転の落ちるシュートを右足から放つ。これがゴール左へと決まり、ユナイテッドがあっさりとリードを広げた。

早くも2点のリードを奪ったユナイテッドだが、前節のコペンハーゲン戦ではここからラッシュフォードの退場もあり逆転を許し敗れている。同じ轍を踏むわけにはいかないが、28分にB・フェルナンデスがトレイラを倒してペナルティーエリア手前右のいい位置でFKを与えてしまう。するとこのFKをジヤシュが低い弾道で蹴ると、壁の横を抜けてGKオナナの逆を突いたキックがゴール左へと決まり、ガラタサライが1点差に詰め寄る。

こうなると一気にガラタサライペースに。なかなかボールに絡めずにいたザハやジヤシュが存在感を増し、イカルディ、メルテンスと共にユナイテッドゴールへと襲い掛かる。前半終了間際にはイカルディがネットを揺らすが、これはオフサイドの旗が上がっていた。

後半、先にスコアを動かしたのは1点リードのユナイテッド。55分、右サイドを駆け上がったワン=ビサッカの折り返しをニアサイドに走り込んだマクトミネイが合わせ、3-1と再びリードを2点に広げた。

3点目を挙げたユナイテッドは、ホイルンドとアムラバトを下げてマルシャルと18歳のマイノウを投入。2点を追うガラタサライもエンドンベレとメルテンスを下げてセルジオ・オリヴェイラとアクトゥルコールを投入する。

迎えた62分、ペナルティーエリア右でジヤシュが倒されて得たFK。直接狙うには角度のない位置からのFKだったが、ジヤシュが入れたゴールへと向かうボールはニアサイドでマルシャルがヘディングでクリアしようとする。しかし、競り合う相手がいないためかクリアせずにスルーすると、意表を突かれたGKオナナがキャッチしきれず、そのままゴールへと転がりガラタサライが再び1点差に詰め寄った。

さらに71分、右サイドに開いてボールを受けたジヤシュがゴール前に左足で鋭いパスを入れると、走り込んだアクトゥルコールがエリア内右から迷わず右足を振り抜く。強烈なシュートがユナイテッドゴールへと突き刺さり、ガラタサライがついに同点に追いつく。

終盤は互いに決勝点を目指して攻め合う中、85分にはB・フェルナンデスのミドルシュートは左のポストを直撃。終了間際には右サイドからの折り返しを、ゴール前のペリストリが受けて決定機が訪れるも決めきれず。互いに勝ち点1を分け合う結果に終わった。

なお、この後行われるバイエルン対コペンハーゲンの試合でコペンハーゲンが勝利した場合、ユナイテッドの敗退が決定する。

■試合結果

ガラタサライ 3-3 マンチェスター・U

■試合結果

ガラタサライ:ジヤシュ(29分、62分)、アクトゥルコール(71分)

マンチェスター・U:ガルナチョ(11分)、B・フェルナンデス(18分)、マクトミネイ(55分)

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