20240508 Thomas Tuchel(C)Getty Images

トゥヘル、話題の判定に「裏切られた気分」も…「レアル・マドリーを祝わないと」

バイエルン・ミュンヘンのトーマス・トゥヘル監督は、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝敗退に失意をあらわにした。

8日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝セカンドレグで、レアル・マドリーのホームに乗り込んだバイエルン。68分にアルフォンソ・デイヴィスが先制点を奪い、そのまま終盤戦までリードを保って突入する。しかし88分にホセルの同点弾を許すと、後半アディショナルタイムに劇的な逆転弾を許し、1-2で敗戦。2戦合計スコア3-4で敗退が決定している。

今シーズン終了後にバイエルンから退任するトゥヘル監督にとって、最後のトロフィー獲得のチャンスがこれで消滅。同指揮官は試合後に『TNT Sports』で思いを口にした。

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「もう少しで決勝に進めていた。もう少しだった。同点の場面で、我々の最高の選手による起こりえないようなミスがあった。そして、我々はアディショナルタイムに2点目を喫した。その後に点を取ったが、副審とレフェリーによる悲惨な判定があった。最後に裏切られたような気分だ」

「このビッグマッチで、我々はすべてをピッチ上に置いてきた。もう少しだった。今はレアル・マドリーを祝わないと。副審は謝っていたが、何の助けにもならない。あのようなタイミングでフラッグを上げるなんて……。レフェリーは我々がセカンドボールを取ったのを見ていたし、シュートを放った。最悪の判定だ。規則に反したもので、悲惨だ。受け入れるのが難しいが、仕方のないものだ」

また、トゥヘル監督はこの一戦を振り返り、負傷者が出たことや守護神マヌエル・ノイアーにミスがあったことを嘆いた。

「後半はより試合をコントロールしたように感じたが、マドリーでレアル・マドリーと対戦しているのだから完全に確信を持てることなんてない。敵陣でより決定的に、より冷静にならなければいけなかった。我々は前線に4人を並べて試合をスタートし、終了までに全員が負傷や足をつってピッチを後にした」

「88分までリードしていれば、トンネルの出口が見えてくるものだ。我々の最高の試合だったかって?ノー。しかし、我々は別にパーフェクトである必要はなかった。ただ、あの場面で十分に良い必要があった。1選手がつってプレーできなかったあの場面で、我々はめったに起きないゴールキーパーによる失点があった。この結果を受け入れないといけない」

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