レアル・マドリーFWヴィニシウス・ジュニオールが、6日のコパ・デル・レイ決勝オサスナ戦（2-1）で言い放ったとされる言葉が話題となっている。
このオサスナ戦、超絶技巧のドリブルによってFWロドリゴ・ゴエスの2ゴールを導いたヴィニシウスだが、相手選手たちとやり合う様子も相変わらずだった。前半の終盤にはMFジョン・モンカジョラ、DFルベン・ペーニャ、DFダビド・ガルシアと何度も衝突し、抗議によって主審からイエローカードを受けている。
そして前半終了後、ロッカールームに通じるトンネルで、ヴィニシウスとオサスナの選手たちは揉め事を起こしていたという。スペイン『チリンギート』『ディアリオ・デ・ナバーラ』によれば、イエローカードに納得がいかない様子のヴィニシウスに対して、オサスナの選手たちは「お前が話すのを止めないからだ」と言い、これに対してヴィニシウスは次のような言葉を口にしたという。
「お前たちは小さいチーム、お前たちは小さいチームなんだ。だったら、どうやってコパに勝てるっていうんだ？ お前たちは小さいチームなんだから」
このヴィニシウスの言葉に激怒したオサスナの選手の一人が、FWチミー・アビラだったとされる。同選手は試合後、ハーフタイムの出来事について次のように振り返っていた。
「ナチョとルーカス・バスケスとも話をした。彼らは僕という人間のことを知っているからね」
「彼の言葉には本当に憤りを感じた。彼も自覚していることだし、ここで改めて言うことはしない。ヴィニシウスは素晴らしい選手だし、ラ・リーガをはじめ、全員で彼を守ろうとする動きに僕は賛成するよ。だけど、彼だって敬意というものを大事にしなくちゃいけない」
「彼は大きいクラブにいるんだし、その立場を濫用する必要はないはずだ」
なおこの試合の後半、ヴィニシウスは冷静さを取り戻してプレーしていた様子だったが、ロドリゴの2ゴール目が決まった直後には、まずオサスナの選手たちに何らかの言葉を浴びせかけていた。