Vincenzo Montella, Adana DemirsporAA

トルコ地震、被災した南部で指揮のモンテッラが明かす「他のチームでは選手が亡くなった」

アダナ・デミルスポルの指揮官ヴィンチェンツォ・モンテッラが6日、イタリアメディア『Ansa』のインタビューに応じ、地震により大きな被害が出ているトルコの現状を伝えた。

トルコ南部のアダナで2021年9月からチームの指揮を執るモンテッラ監督。6日、隣接するカフラマンマラシュ県を震源とするマグニチュード(M)7.8の大きな地震により、深刻な被害が発生していることを明かした。

モンテッラのチームは6日、ウムラニエスポルとの敵地での対戦を予定していたためにイスタンブールに滞在しているが、試合は地震の影響により延期となった。

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「当然、試合は中止になった。我々はデミルスポルとともに昨日からイスタンブールにいる。一方、悲惨な状況となっている震源から200キロの位置にあるアダナでも死者が確認され始めている。アダナでも強い揺れが感じられたそうで、多くの選手たちは家族のことを心配している。建物が倒壊し、多くの人々が路上で一夜を明かした。私がアダナで滞在しているホテルでも避難が行われ、火災も発生したようだ。向こうでは雨も降っており、選手たちは心配している。デミルスポルは、クラブ関係者の家族のためにアンタルヤ行きの航空券を手配してくれた」

「詳しいことは分からないが、事態に翻弄されてみんな不安を感じている。まだ余震が続いており、数日後にならなければ今後どんな対応をしていくのか分からない。今後の方針が決まるまで、チームには2、3日の休養を与えた。リーグ戦は次節から中断されるので、私自身もどうするべきか検討していかなければならない」

最後に元ローマFWは「他のチームでは選手が何人か亡くなった」と語り、サッカー関係者の間でも犠牲者が発生したことを明かした。

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