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なでしこジャパン、東京五輪優勝の夢ついえる…準々決勝でスウェーデンに敗れてメダルに届かず

なでしこジャパン(女子日本代表)は30日、東京五輪女子サッカー準々決勝で女子スウェーデン代表と対戦し、1-3で敗れて大会を終えることになった。

自国開催で初の五輪金メダルを狙うなでしこジャパンが、2019年女子ワールドカップ3位の強豪スウェーデンと激突。なでしこジャパンは1-0で勝利した女子チリ代表戦から先発4選手を変更し、エースの岩渕真奈は引き続きスタートからピッチに立った。

試合序盤に劣勢を強いられたなでしこジャパンは早々の7分、自陣ボックス右奥に侵入されてクロスを入れられると、エリクソンにヘディングシュートを叩きこまれて先制を許す。

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それでも、徐々にスウェーデンの攻撃に慣れてボールを保持しつつ巻き返したなでしこジャパンは、23分に追いつく。右サイドから長谷川唯が入れたクロスに正面の田中美南が合わせる。これが決まり、田中の2試合連続弾で試合を振り出しに戻した。前半の半ば以降、互角以上の展開に持ち込んだなでしこジャパンは、1-1のまま前半を終える。

しかし、なでしこジャパンは後半も序盤の53分に最終ライン裏を突かれ、ブラックステニウスに勝ち越し弾を許してしまう。57分には田中が正面から決定的なシュートを放つも、GKのビッグセーブに遭って同点弾とはならない。

そして68分にもなでしこジャパンが失点。アスラニのシュートが、自陣ボックス内でブロックに入った三浦成美の手に当たる。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の結果、ハンドの判定に。このPKをアスラニ自らに決められて、1-3とされる。

2点のビハインドとなったなでしこジャパンはその後、リスクを冒してゴールを目指すも、スウェーデンも集中を切らさず、そのまま試合終了。東京五輪優勝の夢がついえたなでしこジャパンは、メダル獲得にも届かないベスト8という結果に終わった。

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