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3位・名古屋と首位・横浜FM、白熱の上位対決はドロー決着!横浜FMは連勝が6でストップ

明治安田生命J1リーグは8日に第20節が行われ、名古屋グランパスと横浜F・マリノスが対戦した。

リーグ戦直近6試合で5勝1敗と3位につける名古屋と、6連勝で首位に躍り出た横浜FM。好調同士による注目の上位対決が豊田スタジアムで行われた。名古屋ではユンカーにマテウス、稲垣祥らが先発入り。横浜FMでは、得点ランク首位(15)のアンデルソン・ロペス、エウベル、ヤン・マテウスの3トップを西村拓真が支える形でスタートしている。

試合は開始直後から激しく攻守が入れ替り、両者ともボックス内でチャンスを作る展開に。すると8分に試合が動く。名古屋は敵陣でボールを奪ってショートカウンターをしかけると、ユンカーのシュートはブロックされる。しかし、これを拾った永井謙佑が左足を振り抜くと、相手に当たったボールが跳ね上がってそのままネットを揺らした。ホームチームが早い時間に大きな先制点を奪う。

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ビハインドを背負った横浜FMは、17分にボックス内に飛び込んだヤン・マテウスが倒れるが、PKの判定はなし。さらに22分、右サイドを駆け上がったヤン・マテウスがクロスを流し込みエウベルがヒールで合わせたが、これはDFのブロックに阻まれている。25分にはエウベルがボックス手前で倒されてFKを獲得すると、自ら狙うが右ポストに直撃。失点後は相手を押し込んでチャンスを作っていく。

すると28分、横浜FMが同点に追いついた。マテウスのシュートをキャッチしたGK一森純がすぐさま前線を狙ってパントキック。高いDFラインの背後に飛び出したエウベルがそのままGKとの一対一を制し、試合を降り出しに戻す。

横浜FMの勢いは止まらず、35分には逆転に成功。藤田譲瑠チマがボックス手前の西村拓真へパス。これを西村拓真が落とすと、アンデルソン・ロペスが相手を抑えながらスルーし、走り込んだ藤田譲瑠チマが右足で流し込んだ。見事な崩しで首位チームが前に出る。

逆転を許した名古屋は37分にアクシデント。足を痛めていた米本拓司が内田宅哉と交代になった。そのまま前半をビハインドで折り返す。

リードする横浜FMは後半頭、前半終了間際に痛めていた西村拓真に代えて植中朝日を投入する。しかし47分、名古屋が同点に追いついた。相手DFラインでのボール処理を森下龍矢が奪うと左へ展開。ボックス左でしかけたマテウスがDFの股を抜くクロスを送り、ユンカーがワンタッチで合わせた。エースの得点で、ホームチームが追いつくことに成功する。

追いつかれた横浜FMは54分、ショートカウンターから植中朝日にビッグチャンス。一方で名古屋も64分、永井謙佑のクロスに和泉竜司が飛び込んだが、合わせきれずに押し込むことはできない。勝ち越したい横浜FMは71分、エウベルに代えて宮市亮を投入。さらに78分には水沼宏太と山根陸を送り、勝負に出る。一方の名古屋も、ユンカーと永井謙佑を下げて酒井宣福と貴田遼河を送り出し、勝ち点3を目指す。

名古屋は86分、森下龍矢のワンタッチパスから背後を取った酒井宣福のクロスが流れ、最後はマテウスが押し込む。大きな3点目かと思われたが、これはオフサイドの判定でノーゴールに。試合はこのまま終了し、2-2のドロー決着となった。

この結果、名古屋は勝ち点を39に伸ばした。一方の横浜FMは連勝が6でストップし、勝ち点43となっている。

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