yoshida japan(C)Getty Images

吉田麻也「トップと差はあるし『上手くないんだ』という気持ちで」ハードワークの必要性を説く

U-24日本代表DF吉田麻也が、U-24スペイン代表戦前日のリモート取材に応じた。

いよいよ約1週間後に控えるオリンピックへ準備を進めるU-24日本代表。本大会前最後の試合として、17日にキリンチャレンジカップでU-24スペイン代表と対戦する。吉田は「ここまで雰囲気も非常に良いし、練習の質、内容も高まっていると思う。いよいよだなと思う気持ち、最後までしっかりしたいという思いもあります」とコメント。本大会で優勝候補筆頭と目されているスペインとの対戦へ向けて、以下のように語った。

「欧州王者で、優勝候補です。コンディションに不安があるかもしれないですが、間違いなく実力はある。自分たちの立ち位置だったりを確認するために、良い準備をしたい。個々の質や立ち位置を把握できるという意味でも、良い相手だと思います」

以下に続く

「押し込まれる時間もあると思いますし、苦しい時間の乗り切り方や割り切り方が大事だと思います。6月はそういう状況にならなかったので、今回そうなればどういう選択をするか再確認しないといけない。まだまだコンディションが整っていないかもしれないですが、強い相手とどう戦わなければいけないかという確認は、確実にしないといけないと思います」

そして「流れを持っていかれた時にどう引き戻すかとか、共通理解を持つことも大事かな」とチームで話し合ったことにも言及。スペイン戦は「相手の形に持っていかせないことが一番。どんな選手も得意な形はあると思うので、良さを消さないといけない。泥臭くやらないといけないし、日本はまだまだトップトップと差があり、『上手くないんだ』という気持ちで戦わなければいけないと思います。ハードワークしないといけないと、この試合で理解するんじゃないかなと。大会前にこういう相手とやれることは良いと思います」と大会直前で強豪と戦うメリットを語っている。

最後に、約1週間後に迫った東京五輪本戦へ向けて意気込んでいる。

「大会に向かう心構え、入り方や準備はここまで非常にうまくやっています。過去のワールドカップを含めても非常に良い準備ができていると思うし、精神的にも良いリラックスと緊張感がる。早熟しているなと思います。ハードワークすることだったりは、根本の根本にあるので。そこは上手い選手が多くいる分、忘れたくないです。短期決戦なので思っている以上にあっという間だし、なにも出せなかったという思いで終わって欲しくないので、みんなが出し切れるように。そしたら結果はついてくるんじゃないかなと思います」

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