20210813_THIAGO_SANTANA(C)Getty images

【動画】チアゴ・サンタナの“神の手”ゴールに警告…ガンバ大阪、現役大学生FW山見大登の美弾で清水エスパルス下し3戦ぶり勝利!

明治安田生命J1リーグ第24節の清水エスパルスvsガンバ大阪が、13日に行われた。

直近3試合で勝利がない14位・清水と、連敗中の13位・G大阪による一戦。清水はチアゴ・サンタナや鈴木唯人、西澤健太ら、G大阪は宇佐美貴史や山本悠樹、倉田秋らを先発起用した。

立ち上がりにG大阪がポゼッションを握った試合。清水は自陣でブロックを敷いて決定的なチャンスを作らせない。7分にはレアンドロ・ペレイラが頭でクロスに合わせたがバーに直撃する。

徐々に攻勢に転じる清水は15分、ボックス手前中央のT・サンタナが思い切りよく左足を振り抜く。しかしGK東口順昭が弾き出し、直後の右CKからヴァウドが放ったヘディングシュートも左ポストに阻まれた。

さらに32分には清水がボックス手前中央の絶好の位置でFKを獲得する。キッカーを務めた西澤が直接狙ったが、右足のシュートは壁に阻まれた。

スコアレスで迎えた後半は強い雨が降り始める。一進一退の攻防が続く中で50分に右CKのこぼれ球を拾った後藤優介がボックス手前中央からミドルシュートを浴びせたが枠を越えた。

55分、清水ボールの左CKの場面でクロスが供給されるとニアの井林章が頭でフリック。奥に飛び込んだT・サンタナがネットを揺らした。しかし、VARチェックの末にシュート場面でハンドがあったとして得点は認められず、T・サンタナにはイエローカードが提示される。

一方でなかなか決定機が作れないG大阪だったが、57分に素早い攻撃からボックス手前右のL・ペレイラが強烈なシュートで清水ゴールを強襲。しかし、左ポストに当たり得点にはつながらない。

パスをつないで崩しを図ろうとするG大阪に対して素早い攻撃から多くのセットプレーを得て得点を目指す清水。後半半ばにかけて清水が後藤と河井陽介、鈴木に代えて宮本航汰と中山克広、滝裕太を投入すれば、G大阪は矢島慎也、藤春廣輝、柳澤亘、倉田に代えて小野裕二、黒川圭介、山見大登、奥野耕平を起用する。

すると、78分には関西学院大学在学中だが特別指定選手としてこの試合でJリーグデビューを果たした山見がボックス手前やや右から強烈なミドルシュート。しかしここは日本代表GK権田修一がセーブした。

そして82分、ボックス右でボールを持った山見が左足でコースを突く精度の高いシュートを放つ。美しい軌道を描いたボールがゴール左上隅のネットを揺らし、G大阪が先制点を奪取する。

試合は清水が追いつくことはできないまま終了。この結果、G大阪が連敗をストップして3試合ぶりの白星を飾った一方、清水は4試合未勝利となっている。

■試合結果
清水エスパルス 0-1 ガンバ大阪

■得点者
清水:なし
G大阪:山見大登(82分)

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