20220917_Kashiwa5(C)Nishina Taka

川崎フロンターレ、小林悠が先制弾も柏レイソルに追いつかれ2戦連続ドロー…優勝争いに痛手

明治安田生命J1リーグは17日、第30節の柏レイソルvs川崎フロンターレが行われた。

首位の横浜F・マリノスを勝ち点差5で追う2位・川崎Fが、6位につけるものの直近5試合未勝利と不調な柏の本拠地に乗り込んだ。柏は細谷真大や小屋松知哉、マテウス・サヴィオら、川崎Fは小林悠や家長昭博、チャナティップらを先発起用している。

試合の序盤、ホームの柏は後方からボールを繋ぎつつ攻めどころを探るが簡単にはシュートまで持ち込めない。対する川崎Fも前からのプレスをはめることはできず、中盤での攻防が続く。

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前半半ばごろから徐々に川崎Fが高い位置でボールを奪取する場面が増加するが、柏もM・サヴィオをターゲットとしてチャンスを作る。23分にはボックス手前中央で横パスを受けたM・サヴィオが鋭いターンから右足を振り抜いたが枠を右に外れた。川崎Fも27分にボックス手前中央のチャナティップが右足を振り抜いたがGK佐々木雅士に阻まれる。

スコアは38分に動く。家長が味方と連係してボックス手前中央に侵攻したところからスルーパス。ボックス左で受けた小林が右足でネットを揺らして川崎Fが先制する。

ビハインドで折り返した柏は後半から攻勢を強めた。51分にはボックス手前中央でパスを受けたドウグラスがワントラップして左足でシュート。しかし、ここは枠の左に外れた。

受ける展開が目立つ川崎Fは63分に最初のカードで宮城天に代えてマルシーニョを送り出し、攻撃の圧を高めようとする。しかし63分、ボックス内で三丸拡からのパスに反応した細谷が激しいチェックを受けて転倒しながらも粘ってキープ。最後はドウグラスが蹴り込んで同点とした。

終盤にかけても互いに続々と選手を入れ替えていく。川崎Fが71分にチャナティップ、小林、登里享平に代えて脇坂泰斗、知念慶、遠野大弥を送り出せば、柏は小屋松と足がつった様子のドウグラスに代えて戸嶋祥郎と武藤雄樹を投入する。

その後も柏が攻め込む構図が続くが逆転することはできないまま終了。ともに勝ち点1にとどまり、柏は6試合未勝利、川崎Fも2試合連続ドローで今節をまだ終えていない首位・横浜FMとの勝ち点差が広げられる可能性が出る痛み分けの結果となった。

■試合結果
柏レイソル 1-1 川崎フロンターレ

■得点者
柏:ドウグラス(63分)
川崎F:小林悠(38分)

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