フォルトゥナ・デュッセルドルフは26日、新シーズンに向けて川崎フロンターレから1年間の期限付き移籍でU-24日本代表MF田中碧を獲得したことを発表。買い取りオプションも確保したと伝えている。
22歳の田中は2017年に川崎Fでトップ昇格すると、徐々に出場機会を増やし、2019年にはベストヤングプレーヤー賞を受賞。2020年はリーグ戦31試合に出場し、優勝に大きく貢献していた。代表レベルでもU-24日本代表の主力に。先日には東京五輪代表メンバー入りも決定している。
そんな田中がオリンピック後に向かう新天地はデュッセルドルフに決まった。同クラブの公式ウェブサイトで「自分自身にとって、この大きな一歩を踏み出せたことを嬉しく思います。自分がユースの頃から所属していたクラブを離れるのは簡単ではありませんでしたが、今はフォルトゥナでの自分の役割を楽しみにしています。チームメイト、ドイツサッカー、フォルトゥナファンの皆さんと知り合うこと、そして大きな日本人コミュニティーのあるデュッセルドルフで多くの経験を詰めることを楽しみにしています」と語った。
また、強化担当のウーヴェ・クライン役員は、「田中碧はその高いクオリティをもって我々の中盤に良い影響を与えてくれる選手。才能があり、多才で、この若さにもかかわらず、すでに多くの経験を積んでおり、彼が日本一のチームで不動の存在であったことには理由がある」と期待のコメント。「我々は、他にも彼に興味を示すクラブがいくつかあった中、碧をフォルトゥナに獲得できたことを嬉しく思う」と喜びを示した。
なお、デュッセルドルフには日本人の母を持つ東京生まれで、最近はU-21ドイツ代表にも選ばれているMFアペルカンプ真大も所属。また、デュッセルドルフはドイツで最も多くの日本人が住む街であり、海外初挑戦の田中にとっても馴染みやすい環境となるかもしれない。
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