明治安田生命J1リーグは17日、第10節のアビスパ福岡vsFC東京が行われた。
5試合未勝利の福岡が、前節6試合ぶりの敗戦を喫したFC東京をホームに迎えた一戦。福岡はブルーノ・メンデスや金森健志、前寛之らを先発起用した。対するFC東京やディエゴ・オリヴェイラや田川亨介、森重真人らをスタメンで送り出している。
ボールを回す福岡に対してFC東京がカウンターを狙う構図が続く前半。16分には最終ラインの裏に抜け出したD・オリヴェイラがボックス内でシュートを放ったが、右ポストに弾かれる。
37分、福岡にビッグチャンスが訪れた。左サイド深い位置まで入り込んだ志知孝明が高い弾道のクロスを供給すると、GK児玉剛が指先で触れたもののファーにボールが届く。フリーの金森が飛び込んだが、上手くミートできずに枠は捉えられない。
ピンチをしのいだFC東京。40分には左サイドの小川諒也のクロスが跳ね返されたところ、ボックス右のD・オリヴェイラが右足でボレーシュートを放つ。至近距離から強烈な一撃を浴びせられたGK村上昌謙だったが、ファインセーブでしのいだ。
スコアレスで迎えた後半も一進一退の攻防が続くが、互いに決定機を決め切ることができない。57分、右サイドのエミル・サロモンソンからの山なりのクロスに山岸祐也がフリーで合わせたが、左足のシュートは上手くミートできずに枠を外れた。
それでもその直後、杉本太郎のシュートのこぼれ球に反応した田邉草民が左足で押し込もうとする。やや軌道が逸れたところでゴール前のB・メンデスが合わせ、福岡が先制点を奪取した。
ビハインドのFC東京は69分に3枚替えを敢行。アダイウトン、田川、三田啓貴に代えてレアンドロ、永井謙佑、内田宅哉を投入する。対する福岡もB・メンデスに代えて城後寿を送り出した。
FC東京が追いつけずにいる77分、再び福岡がゴールを脅かす。左サイドの志知孝明が中央マイナス方向に折り返すと山岸が右足でシュート。GK児玉剛が指先で触れてバーに直撃した跳ね返りにエミル・サロモンソンが詰めたが、枠を捉えたシュートは渡辺剛に頭でクリアされた。
さらに東慶悟と岡崎慎に代えて青木拓矢と中村拓海を投入し、5枚の交代カードを使い切るFC東京。しかし、最後まで得点を奪うことはできないまま試合を終えた。
この結果、福岡は6試合ぶりの白星を飾っている。一方のFC東京は今季初の連敗を喫した。
■試合結果
アビスパ福岡 1-0 FC東京
■得点者
福岡:ブルーノ・メンデス(58分)
FC東京:なし
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