2020-08-03-cerezo-osaka-kiyotake🄫J.LEAGUE

「先に得点を失ってはいけない一番のチーム」。ロティーナ・セレッソの確かな強度

■簡単には崩れないチームの形

 セレッソ大阪の試合巧者ぶりが随所に発揮された試合だった。

 前半は決してうまくいっていたわけではない。立ち上がりからボールを保持したが、ミスを奪われては湘南ベルマーレのカウンターを浴びる場面も。「前半は湘南のディフェンスの前にほとんどチャンスを作れなかった」とロティーナ監督が振り返るように、C大阪は相手のリトリートした守備をなかなか崩せなかった。

 ただ、そこで簡単に崩れないのがロティーナ監督が作り上げたC大阪だ。ゴール前で集中した守備を披露すると、スコアレスで折り返した後半、指揮官は選手たちに「プレースピードを上げることと、より縦に攻めること」を強調。相手のプレッシャーを掻い潜りながら攻勢を仕掛けて行った。

以下に続く

 試合を動かしたのは、果敢にドリブルで状況を打開しようとしていた坂元達裕だ。70分、右サイドから中央に斜めのパスを通し、リターンをもらおうとペナルティーエリア内に進入したところで相手のファウルを誘ってPKを獲得。これを主将の清武弘嗣が沈めて貴重な先制点がもたらされた。

■先制点を奪えば今季全勝

2020-08-03-cerezo-osaka-kiyotake🄫J.LEAGUE

 リードを奪ってしまえば、C大阪の勝ちパターンだ。「先に得点を失ってはいけない1番のチーム」と敵将の浮島敏監督が称したように、今季のC大阪は先制点を手にした場合、ここまで全勝を継続。清武が「チーム全体としての規律がすごくあるので、毎試合僕たちの守備は堅いと思う」と説明するように、この試合も堅固な守備で相手の攻撃を跳ね返し続けた。

 結果、今季2度目のウノゼロ勝利。ロティーナ監督は昨季から磨き上げてきた全員守備、全員攻撃の出来に満足感を示している。

「昨年から11人全員で守備をするというのは、継続してできていると思う。我々が目指しているのは11人全員で守備をして、11人全員で攻めるということ。その点に関して、選手たちはより確信を持ってやれていると思います」

 決して派手なサッカーではない。ただ、規律の徹底されたチームは、どんな相手にも“勝つ”チームに進化を遂げている。抜け目なく勝利を積み重ねるC大阪は、静かに首位の座を見据え突き進む。

J1|最新ニュース、順位表、試合日程

▶Jリーグ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう

【関連記事】
DAZNを使うなら必ず知っておきたい9つのポイント
DAZN(ダゾーン)をテレビで見る方法7つを厳選!超簡単な視聴方法を紹介
DAZNの2020年用・最新取扱説明書→こちらへ  ┃ 料金体系→こちらへ  ※
【簡単!】DAZNの解約・退会・再加入(一時停止)の方法を解説  ※
DAZN番組表|直近のJリーグ放送・配信予定  ☆
DAZN番組表|直近の海外サッカー放送・配信予定  ☆
Jリーグの無料視聴方法|知っておくと得する4つのこと
「※」は提携サイト『 Sporting News 』の提供記事です
「☆」は提携サイト『 DAZN News 』の提供記事です

広告