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Jリーグ、緊急事態宣言延長に関する協議は8日。昨月末時点で入場制限、キックオフ時刻、飲食販売有無の変更を想定

Jリーグは2日、緊急事態宣言の延長に関する対応について、8日の新型コロナウイルス対策連絡会議およびJリーグ実行委員会で協議し、決定次第伝えることを発表した。

日本政府は2月2日、新型コロナ特別措置法に基づき発令中の緊急事態宣言を栃木のみ解除し、10都府県で3月7日まで延長することを決定。関東の東京、埼玉、千葉、神奈川、関西の大阪、京都、兵庫、東海の愛知、岐阜、それから福岡で継続されることとなった。

Jリーグでは、2月20日に『FUJI XEROX SUPER CUP2021』が埼玉スタジアム2002で13:35にキックオフが予定。そして、2月26日には明治安田生命J1リーグ開幕戦の川崎フロンターレvs横浜F・マリノスが等々力陸上競技場で19:00にキックオフされる予定となっている。

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政府による決定の影響により、緊急事態宣言下での試合開催となるが、Jリーグは対応の協議が8日に行われることを発表。とはいえ、それ以前の1月28日に行われた第1回理事会後の会見では、Jリーグの村井満チェアマンが緊急事態宣言が延長される可能性について言及していた。

緊急事態宣言の延長が決まっていなかった28日の段階で、村井チェアマンは「7日をもって緊急事態宣言が終結する、もしくは今の11都府県のエリアで終了するエリアも出てくるというパターン。また、現状のレギュレーションでそのまま延長するというパターン。延長のパターンも1カ月延長なのか、2月末までなのか、延長の期間も様々なパターンがある。場合によってはさらに厳格化するということもシナリオ上は考えておかなければいけない」と様々なパターンに分けてシュミレーションをしているとコメントした。

その中でも期間が延長になった場合について、「現実的には我々として間近に控えているのが20日のフジゼロックススーパーカップの扱い、そして2月26日の金曜日から予定している開幕節。この辺りも様々なバリエーションの中で、シナリオを作りながらクラブと協議していく」としつつ、具体的な協議されるべき事項を挙げている。

「具体的に言えば、入場数の観点です。それからキックオフ時間。8時(20時)までに終了するかしないかは延長されるかされないかによって大きく影響されます。それから飲食。アルコール等々も含めて何時まで売れるか売れないか、この辺りも変わってくる内容かと思います。過去を振り返れば、50%に緩和するまでに、現状の5000人基準か50%の少ない方、さらにその前の段階ではもっと厳格に運用していた時期もありました。例えばビジターの来場を制限するかしないか」

なお、政府は大規模イベントの開催に関して、観客数の上限を最大5000人か収容率50%以下の少ない方とし、終了時刻を20:00までとする方針を示した。また、飲食店の営業も20:00までで、酒類の提供は11:00から19:00までにするよう求めている。さらには、対象地域での20:00以降の不要不急の外出自粛も要請された。

一方で、新型コロナの感染拡大状況次第で、継続する10都府県から順次宣言が解除される可能性も伝えられている。とはいえ、以前より政府の方針に準拠することを強調しているJリーグにおいては、少なくともJ1開幕戦のキックオフ時刻は変更を強いられることになりそうだ。

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