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久保建英&南野拓実のコンビでPK奪取!遠藤航も躍動の日本代表、終盤GK退場のパナマに無失点勝利

日本代表は13日、国際親善試合でパナマ代表と対戦した。

10月のオランダ遠征に続き、11月の活動でも欧州のオーストリアに遠征している森保ジャパン。来年3月に予定されているカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選前の最後の活動では、パナマ代表、メキシコ代表との国際親善試合を戦う。

パナマ戦に向けて、前日会見で森保一監督は「2試合を通してより多くの選手たちを起用しながら戦っていきたい」と語っていた森保一監督は、これまであまり試していなかった組み合わせで試合をスタートさせた。

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ディフェンスラインは左から板倉滉、吉田麻也、植田直通の3バックでウイングバックに長友佑都と室屋成、中盤センターに柴崎岳と橋本拳人が入った。また、2シャドーに久保建英と三好康児の五輪世代主軸コンビ、1トップに南野拓実を置く3-4-2-1の布陣が採用されている。

試合の最序盤は日本が優位に進行。開始2分で得た右サイドからのFKでキッカーの久保が左脚でクロスを蹴り込むと、GKルイス・メヒアにキャッチされたものの橋本のヘディングシュートが枠に飛ぶ。

主導権を握るまま7分にも最終ラインからのフィードに抜け出した南野がボックス右からシュート。これはパナマDFにブロックされたが、幸先の良い立ち上がりとなる。

それから前半半ばにかけて支配率を高めるパナマを簡単にはアタッキングサードまで入り込ませない日本だったが、12分にはボックス手前中央からガブリエル・トーレスが右足を強振。GK権田修一がはじき出して難を逃れるが、その後もやや遠めからのシュートが積極的に放たれて度々ゴールが脅かされる。

盛り返すパナマに対してシュートまで持ち込む機会が減少する日本。南野を筆頭に前からプレスをかけて幾度か相手陣内でボールを奪うことに成功するが、ショートカウンターではラストパスの精度を欠く。

それでも31分、ダイアゴナルにボックス内に入っていく三好が久保からのパスを受けてシュート。これはオフサイドの判定となったが、連動した動きでひとつの形を作り出す。38分にも久保がボックス手前左から浮き球のパスをボックス内に供給したが、反応した南野はシュートまで持ち込めない。

スコアレスで折り返した日本は3バックのまま後半に入るが、橋本拳人に代えて遠藤航を投入。しかし、ギアを上げたパナマが上げて深い位置まで攻め込み、48分には前日会見で森保監督が注目選手として挙げていたアブディエル・アヤルサがボックス内からシュート、板倉がブロックしたところをエドガル・バルセナスが再度狙ったが枠を外れて難を逃れる。

それでも54分、ボックス右でボールを持った南野が中央に折り返すと駆け込んだのは長友。全力疾走して放ったシュートは枠を外れたが、南野の動き出しから前線にボールが供給され始める。

中盤での攻防が続く58分、森保監督は2枚目のカードを切り長友に代えて原口元気を投入。すると直後に原口のボックス左からの折り返しに室屋が合わせる。これも枠を捉えないが、徐々に人数をかけた攻撃で押し込み始める。

そして61分、ボックス手前中央で遠藤の縦パスを受けて前を向いた久保がラストパス。ボックス内に抜け出した南野がGKメヒアに倒されてPKを奪取すると、自らキッカーを務めて貴重な先制点を確実に決めた。

さらに、65分にも日本がカウンターの場面で数的優位のチャンス。最終的にボックス左から放った原口のシュートはパナマDFの決死の戻りに阻まれたが、良い時間帯が続く。ピッチ中央で目を光らせる遠藤が幾度も鋭いボール奪取から前線に縦パスを供給し、チームに安定感をもたらす。

先制点奪取に絡んだ南野と久保は72分にお役御免。鎌田大地と浅野拓磨のアタッカー2名が起用される。78分にはロングカウンターから前線を駆ける浅野が独走状態に入ろうとするが、前に出たGKメヒアと交錯。このプレーにレッドカードが提示され、10人になったパナマは中盤を減らしてGKオルランド・モスケラを投入する。日本もこのタイミングで柴崎、室屋に代えて中山雄太と酒井宏樹を送り出した。

その後も日本が優位に進行し、パナマに同点弾を奪われることはないまま試合が終了。10月の2試合に続いて2020年3試合目も無失点で終えた森保ジャパンは、日本時間18日にはワールドカップ(W杯)常連国であるメキシコ代表との一戦を迎える。

■試合結果
日本代表 1-0 パナマ代表

■得点者
日本:南野拓実(61分)
パナマ:なし

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