2020-11-14-moriyasu(C)Getty Images

森保一監督が「チャレンジ」と語った選手起用。日本代表の底上げのために求めること

日本代表の森保一監督はパナマ戦を振り返り、試合を総括した。

日本代表は13日にパナマ代表と対戦。南野拓実のPKで1-0と勝利した。後半から遠藤航が入り、ボールがスムーズに動くようになったが、指揮官はこのように分析している。

「前半はなかなかうまくボールを動かせない中、彼がディフェンスラインから、あるいはサイドからボールを受けて起点になってくれるプレーはあったと思う。バランスの部分でもチームとしてまた整理されて、セカンドボールを拾ったり、球際の部分で全体の良さが出せるようになったかなと思っています」

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これまで選手が変わっても、同じスタイルで戦うことを強調してきた森保監督。一方で、選手の組み合わせが変われば、内容が変わってくるという課題も見えてきている。指揮官は経験の浅い選手や若い選手を起用し、全体の底上げをしていくことが重要だと話した。

「チーム全体の力をつけるためには経験の浅い選手たちに試合の機会を得てもらい、そこで強い相手と戦っていく中で周りと合わせていく。これまでたくさんの経験をしてきた選手たちと合わせていくことで経験の浅い選手、若い選手たちが力をつけていくと思う。そしてチームとしても全体的な底上げになっていくのかなと思う」

「合わないからダメでは無く、できないことをできるように練習して、試合でチャレンジしていくことを選手たちは前向きにやってくれているのかなと思います。ダメをできるようにするためにどうトライするかを選手たちはすごく前向きにやってくれると思います。経験の浅い選手たちにピッチ上でトライしてもらう場を作るのに、選手起用のところを工夫することが私のチャレンジかなと思います」

また、先月の2試合では起用しなかった三好康児が好プレーで存在感を見せた。森保監督はこのように評価しつつ、注文も付けている。

「前回は、ちょうどチームで試合に出始めたところでしたので、まずはトレーニングをしっかりやってもらって起用できるチャンスがあれば起用しようと思っていた。いったん所属チームに帰って、彼はリーグ戦でも、そしてヨーロッパの戦いの中でもずっと試合に出続けていました。ポジションは違いますけど、彼の良さを発揮してくれているので、今日の試合で起用しようと思って起用しました。十分、彼が持っている攻撃の部分での起点になるチャンスメイクのところでは、彼の力を発揮してくれたと思います。ですが、もっとプレーの判断のスピードを上げたり、相手の嫌がる攻撃をする部分、最後試合を決められる、仕留めるところがあった中では、決定力のところはまだまだ上げてもらいたい。ただ、十分やれるなというところは今日の試合で見せてくれたと思います」

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