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W杯常連・メキシコ代表指揮官が語るチーム作りの秘訣「日本にも言えることだが…」

メキシコ代表を率いるヘラルド・マルティーノ監督が、国際親善試合・日本代表戦の前日会見に出席した。

日本は11月のオーストリア遠征で現地時間13日にパナマ代表に1-0で勝利し、10月のカメルーン代表戦、コートジボワール代表戦と合わせて2020年の全3試合で無失点を続けている。そして、続く17日(日本時間18日)に対戦するのは、ワールドカップ(W杯)でも常に決勝トーナメントまで勝ち上がることができる強豪・メキシコだ。

メキシコも今回のインターナショナルマッチウィークでオーストリアに遠征しており、14日には韓国代表に3-2で逆転勝利。前半に先制されて追う展開となったが、後半半ばの67分にラウール・ヒメネスが決めて同点に追いつくと、そこから3分間で立て続けにウリエル・アントゥナ、カルロス・サルセドがネットを揺らした。

以下に続く

日本同様にそれほど大柄な選手はいないものの、結果を残し続けているメキシコを森保一監督も「日本が目指すチームの1つ」と表現。マルティーノ監督は、チーム作りの秘訣を以下のように語っている。

「フィジカル面というところはマイナスと捉えがちだが、それを逆にチームの強みに変えていくことが大事。それは日本にもメキシコにも言えることです。代表を率いる私たちとしては、そうした選手の特徴を生かすようなプレースタイルの構築というのがとても重要だと思っています。メキシコ代表は身体の大きな選手はいませんが、ダイナミックなプレーができるし足下も上手いです」

メキシコの選手たちのダイナミックさと足下の技術を誇るマルティーノ監督。森保監督や複数の選手がメキシコは日本と似ているように感じると口にしていたが、マルティーノ監督も日本の長所を「日本代表は非常にダイナミックで個人のテクニックにも優れています。選手たちが攻撃で前に出るときは規律がある印象です」と口にし、「前線には均衡を崩せる優秀な選手がそろっています」と警戒した。

一方で、韓国戦から中2日という日程の中で、ポルトFWヘスス・マヌエル・コロナ、ナポリFWイルビング・ロサノらのコンディションが懸念される。

そのことについて質問が及ぶと、日本戦のスタメンは「2つのコンセプトで選びたい。1つ目はフィジカル面で100%の選手だけを選ぶこと。2つ目はリスクを冒さないことです。もしリスクが少しでもあるならその選手は起用はしない」と疲労の溜まっている選手を“温存”する可能性を示唆した。

日本時間18日5:00にキックオが予定されている日本vsメキシコ。森保ジャパンはメキシコを脅かすプレーを披露し、W杯常連国の意地を引き出すことができるのだろうか。

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