マンチェスター・Uが延長戦の末にコペンハーゲンを下してEL準決勝へ！B・フェルナンデスのPKが決勝弾

マンチェスター・Uが延長戦の末にEL準決勝へと駒を進めた。

現地時間10日、UEFAヨーロッパリーグは準々決勝が行われ、マンチェスター・ユナイテッドとコペンハーゲンがラインエネルギーシュタディオンで対戦した。

コロナ禍の影響で、この準々決勝から一発勝負での戦いとなり、舞台もドイツ各地での集中開催となったヨーロッパリーグ。『ウィリアム・ヒル』の優勝オッズで最も高く評価されたユナイテッドはデンマークの雄、コペンハーゲンを相手にプレミアリーグ再開後6勝3分無敗の強さを見せたいところ。

しかし、立ち上がりからコペンハーゲンの明確な堅守速攻に手を焼く展開。最前線で待つマルシャルにいい形でボールが入らず、ブルーノ・フェルナンデスやポグバもゴールに近い位置でボールに絡むことができない。

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格上相手に上々の入り方を見せたコペンハーゲンだが、15分にアクシデントが発生。ボイレセンが自ら交代を要請し、ベンツォンとの交代を余儀なくされる。

そのコペンハーゲンは17分に決定機。高い位置でボールを奪ったウインドからのラストパスを、エリア内左で受けたダラミーがバイリーをかわしてシュート。これはブロックされ、こぼれ球をステージが押し込むも再びブロックされる。

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ユナイテッドのチャンスは21分、ショートコーナーからの左クロスをファーサイドのマグワイアが折り返し、最後はB・フェルナンデスが頭で押し込むもGKがはじいてゴール上へ。さらにこれは、マグワイアの時点でオフサイドの旗が上げられる。

45分には、ラッシュフォードのヘディングでのパスをエリア内右で受けたグリーンウッドが右足を振り抜くと、強烈なシュートが左のポストを叩いてネットを揺らす。しかし、これもVARの結果、オフサイドとなりノーゴールとなった。

後半、先制点が欲しいユナイテッドが攻勢に出る。57分、ラッシュフォードからのパスをエリア内左で受けたグリーンウッドの左足シュートが右のポストを直撃。こぼれ球をラッシュフォードが押し込むも、これは明らかなオフサイドポジション。63分にはB・フェルナンデスがペナルティーエリア手前右から放ったシュートが左のポストを叩くなど、ユナイテッドはチャンスこそ作るもののなかなかゴールが奪えない。

後半守勢に回ったコペンハーゲンは65分、右サイドで仕掛けたファルクがDF2人をかわしてエリア内に侵入。折り返したボールを中央のウインドがさらに外へ展開し、オビエドが決定機を得るもシュートはワン＝ビサッカにブロックされる。

1点を争う拮抗した展開が続く中、ユナイテッドは71分にフレッジとバイリーを下げてリンデルフとマティッチを投入。しかし戦況は変わらず、ゴール前を固めるコペンハーゲンを前に思うようにチャンスを作れず。

84分にはマルシャルの強烈なシュートが枠を捉えるが、GKヨンソンが素晴らしい反応ではじきCKへと逃れる。87分にもB・フェルナンデスがミドルレンジから狙うが、きっちりとシュートコースに入ってブロック。アディショナルタイムの3分間でも互いにゴールは生まれず、勝負は延長戦へと突入する。

延長戦でグリーンウッドに代えてマタを投入したユナイテッドは92分、エリア内左に侵入したマルシャルが角度のない位置から狙うも、GKヨンソンが足に当ててブロック。93分にもエリア内に侵入したマルシャルが決定機を得るが、またもGKヨンソンが立ちはだかりゴールは奪えず。

しかしその直後、エリア内左で受けたマタの折り返しを中央で受けたマルシャルがビェランに倒されてPKを獲得。これをB・フェルナンデスがゴール左へと沈め、ユナイテッドがようやく均衡を破る。

先制したユナイテッドはその後も追加点のチャンスを得たものの、102分に左からの折り返しを合わせたマタのシュートは枠の外。105分のB・フェルナンデスのシュートはGKヨンソンがファインセーブでしのぎ、1-0のまま延長後半へ。

延長後半もユナイテッドペースは変わらず。コペンハーゲンはゴール前まで運べるものの決定機が作れない。113分にラッシュフォードを下げてリンガードを、終了間際にはマルシャルを下げてマクトミネイを投入したユナイテッドが上手くボールを回しながら時間を使い、追いすがるコペンハーゲンの反撃をゼロに抑えて準決勝進出を決めた。ユナイテッドは準決勝でセビージャ対ウォルヴァーハンプトンの勝者と対戦する。

■試合結果
マンチェスター･U 1-0 コペンハーゲン

■得点者
マンチェスター･U：B・フェルナンデス（95分PK）

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