ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのカタール・ワールドカップ(W杯)での挑戦は、準々決勝で終わった。
大会前にマンチェスター・ユナイテッドとの契約を解除し、無所属で臨んだ大舞台。代表チームでの史上最多得点記録を持つC・ロナウドは、初戦のガーナ戦でPKからゴールを奪い、史上初めてW杯5大会連続での得点を奪った。しかし続くウルグアイ戦、韓国戦は先発するもノーゴールに。そして決勝トーナメント1回戦のスイス戦(6-1)では、国際主要大会で14年ぶりに先発落ちを経験している。
そうして迎えた準々決勝のモロッコ戦。C・ロナウドは再びベンチスタートに。1点を追う51分から途中出場を果たしたが、後半アディショナルタイムに迎えた決定機もモロッコ守護神ボノに防がれる。最後までゴールを狙ったが、1点が遠く、0-1で敗れることとなった。
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死闘を終えたC・ロナウドは、試合終了のホイッスルとともにそのまま1人でピッチをあとに。トンネルでは涙を流しながらロッカールームへと下がっていった。
『BBC』はライブレポートの中で、「C・ロナウドにはワールドカップの優勝メダルも、所属クラブもない。37歳の彼は今、何を感じているのだろうか」とコメント。また現地で取材するクリス・ビヴァン記者は、「彼のワールドカップの夢は、終わった」と綴っている。
37歳出迎えたカタールW杯、準々決勝で夢破れたC・ロナウド。次回大会は41歳で迎えることになるが、キャリアの中で様々な偉業を成し遂げ続けてきたサッカー史上屈指のスーパースターは今後どのような歩みを見せるのだろうか。