PSG Atalanta 2020Getty

PSG、劇的逆転勝利でCL準決勝進出!初出場のアタランタはベスト8で涙…

現地時間12日、UEFAチャンピオンズリーグは準々決勝が行われ、アタランタとPSGが対戦した。

コロナ禍の影響により、リスボンで集中開催される準々決勝以降のトーナメントは全て一発勝負。ホーム&アウェー制度とはまた違った緊張感が生まれることとなったが、アタランタもPSGも、手負いのチーム状態でこの大一番を迎えた。

アタランタはエースのイリチッチ、守護神ゴッリーニが負傷により欠場。攻守の要を欠く中で、PSGを相手にどこまで攻撃サッカーを貫けるか。一方のPSGも、ディ・マリアが累積警告により出場停止、ヴェラッティとクルザワが負傷により欠場し、負傷明けのムバッペはベンチからのスタートとなった。

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3分、高い位置でボールを奪い、サパタのスルーパスからゴメスがこの試合最初のシュートを放つも、これはGKナバスがしっかりとキャッチ。するとその直後、イカルディのポストプレーでスイッチしたネイマールがアタランタの最終ラインを突破。完全に抜け出しGKスポルティエッロとの1対1を迎えるが、この決定機をゴール右へと外してしまう。

一発勝負でよく見られる、リスクを冒さずに相手の出方を窺うような立ち上がりではなく、特にアタランタはタレント力で上回るPSG相手にも臆せず自分たちの得意な攻撃サッカーを展開していく。

11分、左サイドから入れたゴメスの浮き球パスを、エリア内右に走り込んだハテブールが頭で叩く。これがゴール右上を捉えたが、GKナバスが素晴らしい反応ではじき出した。さらに12分には左CKのこぼれ球をフロイラーが頭で押し返し、最後はゴール前のカルダーラが頭でコースを変えるも、再びGKナバスが超反応を見せて防ぐ。カルダーラはオフサイドの判定となった。

19分には左サイドのライン際でボールを受けたネイマールがワンツーで裏に抜け、エリア内に侵入。決定機を迎えるが、シュートではなくラストパスを選択するもイカルディと呼吸が合わず。2度目の決定機も生かすことができなかった。

20分を過ぎたあたりから、PSGがアタランタの守備に慣れてボールが回せるようになり、前から来るアタランタのチェックをいなしながらボールを進めていく。

なかなかボールが奪えない時間が続いたアタランタだったが、27分に中盤で受けたファールの素早いリスタートから右サイドに展開。さらに中央をオーバーラップしたトロイがペナルティーエリア手前のサパタに入れたクサビのパスがずれるが、サパタが粘ってエリア内右にこぼれたボールをフリーのパシャリッチが左足でネットを揺らし、守勢のアタランタが先制する。

先制を許したPSGはすぐさま反撃。28分、中盤で対峙したパシャリッチを股抜きでかわしたネイマールがそのままドリブルで切り込み、右足でシュート。ネイマールの得意の形だったが、これはゴール左へとわずかに外れる。

42分にはハテブールのバックパスを奪ったネイマールがこの試合3度目の決定機を得るが、左足でのシュートは上手くミートできず大きくゴールを外してしまう。

アタランタが1点をリードして迎えた後半、デ・ローンが開始2分でミドルシュートを放つなど、リードしていてもアタランタの攻撃姿勢は変わらず。追いつきたいPSGはネイマールの個人技以外になかなかチャンスを生み出せず、

58分、左サイドからのFK。ショートで繋いでフロイラーのクロスをファーサイドのトロイが頭で折り返し、最後はジムシティがボレーで押し込むもゴール左へと外れる。60分には、アタランタはゴメスとジムシティを下げてマリノフスキーとパロミーノを投入。同じタイミングでPSGもサラビアに代えてムバッペを投入する。

ムバッペとネイマールが揃ったPSGが圧力を強める中、耐える時間の続くアタランタは疲労もあって後手の守備が多くなり、比例してファールの数が増えていく。70分には殊勲のパシャリッチを下げてムリエルを投入する。

明らかに運動量が落ちてきたアタランタに対し、押し込みたいPSGは70分にアクシデントが発生。守護神ナバスが足を痛めて座り込んでしまい、第2GKのリコが急遽出場の準備を進める。72分にゲイェ、エレーラを下げてドラクスラーとパレデスを投入したタイミングでナバスとリコを交代するかに思われたが、ナバスがプレー続行を主張し交代はなし。

攻勢のPSGは74分、パレデスのスルーパスに抜け出したムバッペがエリア内左からシュートを選択。しかし、これは角度を欠きGKスポルティエッロが足でブロックする。76分にはドリブルでエリア内左に持ち込んだネイマールのシュートは球威を欠き、スポルティエッロがしっかりとキャッチする。

ナバスはやはりプレー続行は難しかったようで、79分にリコと交代。またイカルディが下がってチュポ=モティングが投入され、残り10分での猛攻の準備を整える。80分には最前線でパロミーノと入れ替わったムバッペが決定機を迎えるが、戻ったパロミーノがスライディングでシュートをブロックしピンチをしのぐ。

守勢に回り、疲れを隠せないアタランタは82分にサパタとゴセンスを下げてダ・リヴァとカスターニェを投入。ネイマールとムバッペのスピードについていけない場面が散見されるが、最後のところで体を張って耐えしのぐ。

PSGは85分、右CKをチュポ=モティングが頭で合わせるもゴール上へ。アタランタも交代枠を使い切った後でフロイラーが足をつってしまうアクシデントが発生。

すると迎えた90分、右サイドからカットインしたチュポ=モティングがクロスを入れると、ファーサイドのネイマールが冷静なトラップからシュート。これをゴール前のマルキーニョスが押し込んで土壇場でPSGが同点に追いつく。

さらにアディショナルタイム、ペナルティーエリア手前左でボールを受けたネイマールが縦に出したパスに抜け出したムバッペがゴール前に折り返す。最後はフリーのチュポ=モティングが流し込み、PSGがあっという間に逆転に成功。歓喜に沸くPSG陣営を尻目に、すでに限界を迎えていたアタランタに再び追いつく力は残されておらず。PSGがようやくベスト8の壁を突破し、ベスト4進出を決めた。

■試合結果
アタランタ 1-2 PSG

■得点者
アタランタ:パシャリッチ(27分)
PSG:マルキーニョス(90分)、チュポ=モティング(90+3分)

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