hasebe(C)Getty Images

長谷部誠、CLでの好パフォーマンスで例年通りの流れに…現地で“スタメン起用待望論”再浮上

フランクフルトに所属する38歳の元日本代表MF長谷部誠は先日のマルセイユ戦にフル出場し、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)での勝利に貢献。ドイツ誌『キッカー』はベテランが「年齢は数字でしかないことをまたも証明した」と伝えた。

フランクフルトは13日に敵地で行われたCLグループステージ第2節でマルセイユと対戦し、イェスパー・リンドストロムが決めたゴールにより1-0で勝利。今季初先発の長谷部はフル出場し、3バックの中央で大きな存在感を発揮。地元紙『フランクフルター・ルンドシャウ』ではチーム最高評価を与えられていた。

リンドストロムをマン・オブ・ザ・マッチに選び単独トップの「2」とした『キッカー』はそんな長谷部のパフォーマンスをMF鎌田大地やGKケヴィン・トラップと並ぶチーム2位タイの「2.5」と評価。マッチレポートでは長谷部のビルトアップ能力やセントラルMFで出場の鎌田の“守備的なプレーメーカー“としてのパフォーマンスが特筆され、「2人の日本人がゲームの主導権を握った」と記されている。

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また『キッカー』は紙面では長谷部に関する特集記事も掲載。その中で次のように伝えている。

「年齢は数字でしかない。フランクフルトではマコト・ハセベがそれをまたも証明している。この日本人は火曜日の夜、マルセイユとのCL戦でスタメンに立ったとき、年齢は38歳と238日だった。ドイツのクラブで、欧州最高の舞台で最後に先発メンバーとしてピッチに立ったときの年齢がより高かったのはローター・マテウスだけ。正確に言うと(年齢差は)115日だ」

「アイントラハトがグループステージを突破すれば、この記録が塗り替えられるだろう。この日本人は、あらためて決して老朽していないことを示したからだ。強化担当のマルクス・クレシェ役員も『マコトは信じられないほどだった。彼は一種の自然現象だよ。どれほどインテリジェントで、クレバーなプレーを見せ、全体的に信じられないほどのレベルなのか。彼は信じられないほどのプレーを見せた』と絶賛している」

記事ではオリヴァー・グラスナー監督がチームの故障者事情もありマルセイユ戦では3バックを再導入したことも紹介。記者は、過密日程の中、長谷部を毎試合で先発起用するのは「無理がある」と認めるも「火曜日に見せたパフォーマンスが示している。この日本人は少なくとも身体が許す限りプレーすべきだ」と強調し、このように続けた。

「昨シーズンも同じような流れだった。ハセベは当時も最初はほとんど出場機会を得ていなかったが、10月中旬からケガを負った2月までレギュラーだった。歴史は繰り返すのだろうか?(エヴァン)ヌディカやトゥタもハセベが隣にいれば、安定感を取り戻すだろう」

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