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ドルトムント、2018年以来となるバイエルン撃破!敵地でのデア・クラシカー勝利は10年ぶり

現地時間30日、ドイツ・ブンデスリーガは第27節が行われ、バイエルンはホームのアリアンツ・アレーナにドルトムントを迎えた。

首位を独走するレヴァークーゼンから大きく離される形で迎えた2位のバイエルンと4位のドルトムントによる「デア・クラシカー」。この両者の間にも10ポイントもの差がある状況だが、どちらもチャンピオンズリーグのベスト8に残っており、これから迎えるシーズンの佳境に向けて是が非でも勝ちたいところ。

立ち上がりからホームのバイエルンがボールを保持し、ドルトムントは奪ってからのカウンターを狙う。試合が動いたのは11分、中盤でボールを奪い、カウンターからブラントのパスに抜け出したアデイエミがエリア内左からシュートを放つと、GKウルライヒがはじいたものの、ゴール右へと決まってドルトムントが先制した。

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リードを許したバイエルンは23分、右サイドを抜けたキミッヒのクロスをケインが頭で合わせる。ゴール前で完全にフリーとなっていたが、このヘディングはゴール左へと外してしまう。

さらに34分、キミッヒの左クロスをファーサイドのミュラーが頭で折り返すと、ダイアーが頭で押し込むもフンメルスがゴールギリギリのところでブロック。ドルトムントが2016年以来、久々にリードしたままハーフタイムを迎えた。

後半、1点を追うバイエルンが前掛かりになって攻めるものの、ドルトムントもカウンターから追加点を窺う。52分には右サイドを崩し、折り返しをファーサイドでフリーとなっていたヌメチャが押し込む決定機も、ここはGKウルライヒが素晴らしい反応ではじきピンチをしのいだ。

追いつきたいバイエルンは63分、ミュラー、ザネ、ムシアラに代えてコマン、ニャブリ、テルを投入。ドルトムントも67分にヌメチャとブラントに代えてロイスとエズカンを投入すると、74分にはフュルクルクに代えてハラーを投入。バイエルンもライマーを下げてマズラウィを投入し、キミッヒを中盤に移した。

バイエルンが押し込む展開が続くものの、ドルトムントもGKマイヤーの好守もあり守勢を耐えていく。すると迎えた83分、カウンターからハラーのパスをエリア内右に走り込んだリエルソンがダイレクトでゴール左へと蹴り込み、ドルトムントが2-0とリードを広げた。

こうなると苦しいバイエルン。デイヴィスを下げてシュポ=モティングを投入し前線の枚数を増やすと、89分にはマズラウィが左足で入れた右クロスをファーサイドのケインが頭で合わせて1点差に詰め寄ったかに思われたが、VARの結果、オフサイドによりノーゴールに。

最後までバイエルンにゴールを許さなかったドルトムントが、2018年以来となるバイエルン戦での勝利を手にした。

■試合結果

バイエルン 0-2 ドルトムント

■得点者

ドルトムント:アデイエミ(11分)、リエルソン(83分)

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