20230708_Tawaratsumida(C)Hiroto Taniyama

熱戦はスコアレスドロー…互いに3連勝逸も浦和レッズは10戦無敗、FC東京はクラモフスキー体制無敗&無失点

明治安田生命J1リーグでは8日、第20節の浦和レッズvsFC東京が行われた。

連勝中の4位・浦和が、同じく連勝中の11位・FC東京をホームに迎えた一戦。浦和は興梠慎三や関根貴大、岩尾憲ら、FC東京はディエゴ・オリヴェイラや俵積田晃太、東慶悟らを先発起用した。興梠にとってはこれがJ1通算500試合目の出場となっている。

開始早々に浦和にアクシデントが発生。エンリケ・トレヴィザンとハイボールを競り合った後の着地で転倒していた酒井宏樹が起き上がれず。左腕を気にした様子のまま担架で運び出され、6分に荻原拓也との交代を余儀なくされる。

以下に続く

一進一退の攻防が続く中で14分には浦和に決定機が訪れた。ボックス手前中央でFC東京の選手を引き付けた関根がボックス左にスルーパス。走り込んだ興梠が巧みな身のこなしでボールをキープして左足を振り抜いたが枠をわずかに右に外れた。

対するFC東京は20分、松木のスルーパスに反応した俵積田がボックス左に抜け出す。そのまま中央に折り返すと自ら走り込んだ松木が落ち着いて合わせたがGK西川周作に触れられたうえで右ポストに嫌われる。

前半終了間際にもボックス手前やや左でボールを持った関根が右足を振り抜く。シュートは絶妙な軌道を描いていたがGKヤクブ・スウォビィクがファインセーブでしのいだ。

スコアレスで迎えた後半は互いに比重を前に傾けていく中で56分にFC東京に決定機が訪れる。ボックス右に上手く抜け出した渡邊が左足でニアを狙うシュート。しかし、これはGK西川に阻まれた。

浦和は66分に2枚替え。興梠と岩尾に代えて髙橋利樹とホセ・カンテを送り出し、攻撃の形に変化をつけていく。対するFC東京も69分にD・オリヴェイラと東に代えてペロッチと寺山翼を投入する。

しかし、その後もなかなか試合は動かず。両チームは交代策を駆使し、FC東京は76分に俵積田に代えて野澤零温、浦和は77分に関根と伊藤敦樹に代えて小泉佳穂と平野佑一を起用した。

それでも互いにネットを揺らすことはなく試合が終了。勝ち点1を分け合う結果となったが、浦和は3連勝こそ逃したものの10試合無敗、FC東京もピーター・クラモフスキー監督就任後の3試合でクリーンシートと無敗を維持している。

■試合結果
浦和レッズ 0-0 FC東京

■得点者
浦和:なし
FC東京:なし

広告