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サッカー日本代表、ベトナム戦ドローの要因は? 森保一監督「お互いのプレーイメージを合わせることができず…」

日本代表を率いる森保一監督がカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のベトナム代表戦後、勝ち切れなかった要因について語った。

日本は29日、最終予選の最終節でベトナムとホームで対戦。W杯本大会の出場権を獲得したオーストラリア戦からスタメンを9名入れ替えたが、特に前半は思うように攻め込むことができず、19分には左CKから失点も喫した。

後半から伊東純也を起用してシステムを変更するとやや盛り返し、54分には主将の吉田麻也が同点弾をマーク。さらに、南野拓実、守田英正、田中碧とこれまでの主力を早いタイミングで投入することで一方的な展開としたが、最後まで追加点を決め切れずに1-1で終えている。

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森保監督は試合後、W杯本大会のメンバー入りに向けたアピールの場として「練習の時から選手たちは意欲的に準備してくれていました」と姿勢を称えつつも、チームとしてかみ合わなかった部分があったことを認めた。

「試合の中でも自分の良さを発揮する部分で、チームの中でも積極的にプレーしてくれていましたが、なかなかお互いのプレーのイメージを合わせることができずに難しい状況が続いたと思っています。練習時間が短い中ですべてを評価することは難しいと思いますので、まずは選手たちの姿勢の部分でやっていやるという気持ちで準備してくれたことを称えたいと思います」

また今後、本大会までに6試合ほど用意されているという親善試合に向けては「新しい選手を入れることありきではないですが、選手たちの日常をスタッフ全体でチェックしながらより力のある選手、状態の良い選手を選んでいきたいと思います」と語り、選手たちにさらなる活躍を要求した。

「クラブでの選手たちの様子を見て招集に繋げるところと、これまでの活動を踏まえてのところと、総合的に判断したいと思います。改めて競争を煽るつもりはありませんが、競争は当たり前の世界なので、常に所属チームを勝たせる存在であってほしいです」

4月1日の25:00にはW杯本大会のグループステージ組み合わせ抽選会が予定。決勝トーナメント進出を争うライバルたちが判明した後、森保ジャパンは分析と強化を一層進めていくこととなる。

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