moriyasu japan uruguay(C)Getty Images

第2次政権初陣は「緊張した」森保監督、手応え口に「選手たちが世界一を見据えて戦うことを見せてくれた」

日本代表の森保一監督が、ウルグアイ代表戦後に記者会見に出席した。

24日に行われたキリンチャレンジカップ2023で、日本代表はウルグアイと対戦。前半のうちにフェデ・バルベルデのゴールを許したが、75分に途中出場したばかりの伊東純也のアシストから西村拓真が同点弾を奪った。その後も激しい攻防が続いたが、勝ち越しゴールは生まれず。森保一監督第2次政権の初陣は、1-1のドロー決着となっている。

森保監督は、まずはじめにメディア陣やサポーターへ感謝の言葉を口にした。なお今回の試合で指揮官は、カタール・ワールドカップに出場したメンバーの他、ゴールを奪った西村拓真や先発した菅原由勢、瀬古歩夢ら国際経験の浅い選手を積極的に起用している。選手起用に関して以下のように語った。

以下に続く

「2026年(ワールドカップ)に向けて新たにチーム編成した中でこれまで招集歴のなかった選手を招集して起用できたことは、選手たちを日常から見ているということ、さらに信用・信頼しているということを感じていただければなと思います」

「今日の先発メンバーや交代枠を6人使って戦った中で、カタールW杯までの編成からすると経験値に大きな差のある選手たちもいました。それでも2026年W杯に向けて、そして今日の1試合を勝つために自分の良さを発揮する、自分が代表で戦力になっていくんだという思いを込めたプレーと、チームのために仲間のために戦うということ。この短い時間でも経験の差を感じないくらい1つになってくれたと思います」

「これまで偉大な先輩たちがチームに色々な事を継承してくれたと思いますので、その先輩たちとも代表の座を争いながら若い選手はよりギラギラ感を持って成長してもらい、日本が世界を戦う上でより選手層を厚くした上で戦っていければと思います。今日も経験の浅い選手が楽しみな未来を見せてくれて、良いトライをしてくれたと思います」

また「想定外の大発見はあったか?」との質問には「『ありません』という答えでもいいですか?(笑)」と笑みを浮かべつつ、手応えを口に。ビハインドを背負った時間でも慌てなかったDFラインを中心に賛辞を送りつつ、日本サッカーの進化を感じている。

「想定外ではないですが、今日のDFラインを考えた時に先制されるとかなりバタつくと思っていました。でも、選手たちが想定外ではないですが思ったよりもやってくれた。相手も強くてチームとしてもスタートしたばかりで、選手同士のつながりも選手たちも試行錯誤しながらでしたが、落ち着いてくれていたところは良かったです。これは日本のサッカーの積み上げで、選手たちが世界を見据えて、世界一を見据えて戦うということを見せてくれた思います」

さらに「楽しみな気持ちで臨みましたけど、同時にカタール以降は実戦から遠ざかっていたのですごく緊張しました」とも明かした森保監督。選手たちの姿勢に満足感を見せた。

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