2017-10-08-kawasaki-yu kobayashi(C)Getty Images

川崎F・小林悠「みんなで意思を合わせられた」…悪夢のACL浦和戦からの成長語る

JリーグYBCルヴァンカップ準決勝第2戦が8日に行われ、等々力陸上競技場では川崎フロンターレとベガルタ仙台が対戦した。試合は3-1で川崎Fが勝利。2試合合計スコアを5-4とし、川崎Fが決勝進出を決めた。川崎FのFW小林悠は試合後、浦和レッズに敗れたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝からの成長を口にする。

第1戦は2-3で敗れた川崎Fだったが、29分にMF三好康児のゴールで先制。アウェイゴール数の差でリードを奪うと、49分にも三好が追加点を挙げる。しかし、52分にDF奈良竜樹がこの日2枚目のイエローカードで退場。そして、59分に失点を喫してしまう。まるで浦和に敗れたACL準々決勝のような展開となる。

しかし、ACL敗退後に「ズルズル行くなら1回集まって、時間を使ってもいいから意思を合わせようという話をしてた」と小林が話すように、川崎Fは失点後にチームの意思を統一するための話し合いを行った。

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「しっかりブロックを作って、3点(目を)取り行くっていう話をした。守ってブロック作るけど、もう1点取れたら、(こちらも点を)取りに行くっていう形で、みんなで意思を合わせられた。あそこでしっかり集まって話せたのは大きかったかなと思います」

意思を統一した川崎Fは追加の失点を防ぎ、90分にMF長谷川竜也が得点を挙げた。長谷川は23歳。2得点の三好は20歳と、若い力の台頭が目立つ。小林は、この状況を「疲労も溜まっている選手もいる。そんな中でフレッシュな若い選手が活躍してくれると、本当にチームは助けられます。ベテランの選手たちも若いヤツに負けられないと思って、また活性化されます」と、満足げに話した。

川崎Fの決勝進出は8年ぶりとなる。「(決勝までの)期間が空くので、何とも言えない」としながらも、「本当にずっと待ち望んでたタイトル。こういうチャンスは、なかなか巡ってくるものではない」と、小林はタイトルを切望する。「本当にチーム全員で戦ってきて、決勝まで(来られた)。普段出られない選手を含め、チームみんなで戦ってきたルヴァンカップ。最後もチームみんなの力でタイトル取りたい」と、力強く語った。

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