現地時間27日、チャンピオンズリーグ（CL）はグループリーグ第5節が行われ、リヴァプールはホームのアンフィールドにナポリを迎えた。
勝点9でグループEの首位に立つリヴァプールと、勝点8で2位につけるナポリの直接対決。リヴァプールが勝てば首位通過を確定させ、逆にナポリが自力で首位通過を決めるにはここでの勝利が大前提となる。
ナポリのホームで行われたグループリーグの初戦では、ナポリが2-0で完勝を収めているだけに、リヴァプールとしては絶対的な強さを持つホームでリベンジを果たしたいところ。しかし、立ち上がりからナポリの組織的な守備を前になかなか決定機を作ることができない。17分には、フィルジル・ファン・ダイクからのロングパスにサディオ・マネが抜け出すも、コスタス・マノラスがカバーリング。
拮抗した展開の中、19分にリヴァプールにアクシデントが発生。接触プレーで負傷したファビーニョがジョルジニオ・ワイナルドゥムとの負傷交代を余儀なくされる。
すると21分、中盤でファン・ダイクが競り勝ったボールをナポリが奪うと、右に展開しジョバンニ・ディ・ロレンツォが前線へロングパスを送る。これに抜け出したドリース・メルテンスがペナルティーエリア内右からボレーでGKアリソンを破り、アウェーのナポリが先制する。
リヴァプール側はファン・ダイクが競った際にファールがあったのではないかと抗議をするが、VARを経てもゴールは覆らず。1点を追う展開となったリヴァプールは攻勢を強めるが、36分に左サイドからのFKをファン・ダイクが頭で合わせるもGKアレックス・メレトの正面。前半終了間際には、ジェームズ・ミルナーが突破を図りエリア内左に侵入。そのまま左足を振り抜くが、やや角度のない位置からのシュートはGKメレトが正面ではじき返した。
後半は1点を追うリヴァプールが攻勢に出る。55分、ジョーダン・ヘンダーソンの右クロスをGKメレトがファンブル。こぼれ球をロベルト・フィルミーノが押し込むが、ここはゴールの中に入っていたカリドゥ・クリバリがかろうじて触ってCKへと逃れる。
リヴァプールは57分、ジョー・ゴメスに代えてアレックス・オックスレイド＝チェンバレンを投入し、4-4-2へと移行。迎えた65分、ミルナーの右CKをデヤン・ロヴレンが頭で合わせ、リヴァプールが同点に追いつく。
追いついたリヴァプールはその後もペースを握り、ナポリゴールへと迫る。流れを変えたいナポリは72分、ディ・ロレンツォに代えてフェルナンド・ジョレンテを投入し前線に高さを加える。
攻勢を続けるリヴァプールは78分、ミルナーに代えてトレント・アレクサンダー＝アーノルドを投入。強力3トップに次ぐリヴァプールの武器である両サイドバックが揃った。
リヴァプールの攻勢に晒されて我慢の時間帯が続くナポリだが、81分にメルテンスを下げてエリフ・エルマス、85分にピオトル・ジエリンスキに代えてアミン・ユネスを投入し交代枠を使い切る。
アディショナルタイムには、接触プレーを機に両チームの選手がヒートアップする場面もあったが、主導権はリヴァプールが握ったまま。それでも、最後まで決勝ゴールは生まれず、勝ち点1を分け合う結果に終わった。この結果、グループEではリヴァプール、ナポリ、ザルツブルクの三つ巴で争う決勝トーナメント進出の行方は最終節までもつれ込むこととなった。
■試合結果
リヴァプール 1-1 ナポリ
■得点者
リヴァプール：ロヴレン（65分）
ナポリ：メルテンス（21分）
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「※」は提携サイト『 Sporting News 』の提供記事です
