Gareth Bale Wales Georgia 09102016Getty

「トレーニング内容を変えるべき」負傷の多いベイルに同胞ギグスがスタイル変更を提言?

ワールドカップ欧州予選でグループ2位に付けているウェールズ代表は6日ジョージア戦、9日アイルランド戦で本大会出場を目指すことになる。

この大一番でガレス・ベイルが負傷で招集外になってしまったが、近年、度重なる負傷に悩まされているベイルに対し、同胞の先輩ライアン・ギグスが負傷回避のためには意識改革が必要との見解を示している。

ギグスは『スカイスポーツ』の取材で「ベイルの身体の状況を見ると、彼は相手選手から強いチャージを受けるのが常態化している。負傷を回避するためにトレーニングから体調維持方法を変えるべきだと思うね」と発言。

以下に続く

「私は20代後半の時、体調管理のためにいろんなことをやったよ。人によって良し悪しはあるかもしれないが、ヨガ、鍼灸、水泳なども取り入れようとした。19歳の時と同じようなプレーは、20代後半になると不可能になってくる。ただ、経験は積み重なってくるものだから、脳で効率的なプレーを選択できるようになるし、たとえスピードが衰えたとしても、20代後半になると、違うスタイルでのプレーだって可能になってくるんだ」

1973年生まれのギグスはウェールズの伝説的なドリブラーであり、1990年のトップデビュー後は快足ドリブラーとして一時代を築いたが、晩年はプレーメーカーとしてマンチェスター・ユナイテッドの中盤でチームをけん引した。40歳まで現役を続け、2014年に引退を表明している。

ギグスは自らの経験を踏まえつつも「ウェールズにとってワールドカップ予選でベイルがいないということは、大きな損失になる。どのチームもウェールズと戦うとなれば、まずはベイルを止める方法を最優先に考えるからね。次の大一番でウェールズはベイル不在でなんとか戦い抜くしかない。サム・フォークスはポスト役として最適だし、ジョー・アレン、ベン・デイヴィス、アーロン・ラムジーらは質が高い。きっとうまくいってくれることを願っている」と続け、1958年大会以来となるウェールズ代表のW杯本大会出場に期待を寄せている。

広告