キレキレのディ・マリア2発などでPSGが快勝！レアル・マドリーは2度のゴール無効に泣く

チャンピオンズリーグ（CL）は18日、グループリーグ第1節が各地で行われ、パリ・サンジェルマン（PSG）とレアル・マドリーが対戦した。

フランスとスペイン、両国が世界に誇るメガクラブ同士がグループ初戦でいきなり激突することになった。グループAの行方を左右する第1ラウンドは、PSG本拠地パルク・デ・プランスで行われた。

ホームのPSGだが、ネイマールが出場停止、ムバッペとカバーニが負傷で間に合わなかったが、今夏加入したイカルディを先発起用。ディ・マリア、サラビアと共に3トップを組んだ。また、中盤底にマルキーニョスを配置している。対するレアル・マドリーでも、モドリッチやマルセロ、イスコら複数選手がケガで離脱中、さらに主将S・ラモスが出場停止。苦しい台所事情を強いられる中、今夏の目玉補強となったアザールがついに先発出場。絶好調ベンゼマ、ベイルとともに前線に入った。モドリッチの代わりにはハメスが入り、主将代役はミリトンが務めた。

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試合立ち上がりは両チーム主導権を奪い合い、中盤での激しい攻防が続く。互いに積極的にプレスを掛けてボール奪取を狙う中、徐々にPSGがボールを動かし、レアル・マドリーが素早い攻撃を狙う構図となる。

すると14分、試合が動く。PSGは相手を揺さぶりながらビルドアップすると、左サイドでベルナトがイカルディとのワンツーで突破。グラウンダーのクロスを送ると、ディ・マリアが合わせ、GKクルトワのニアサイドを抜いた。ホームサポーターの大歓声を受けるPSGが、幸先よく先制に成功する。

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劣勢となったマドリーだが、失点直後にアザールがワンステップでの強烈なシュートで古巣対戦となるGKナバスを襲う。それでも、PSGはヴェッラッティを中心にボールを動かし、主導権を渡さない。そして33分、PSGが2点目を奪う。決めたのはまたしてもディ・マリア。背番号11は、ワンツーでフリーとなったゲイェからパスを受けると、ボックス外から左足を一閃。強烈なシュートを叩き込んだ。

しかし、レアル・マドリーも黙っていない。失点直後の35分、ボックス前に送り込んだ浮き球パスがこぼれると、拾ったベイルは左足でコントロール。そのままボールを落とさずに右足に持ち変えると、GKナバスの位置を見てループシュートを沈めた。だがVARレビューの結果、コントロールした際に右手に当たっていたとしてハンドの判定となり、ゴールは幻となった。キレを感じさせるベイルは、前半アディショナルタイムにも強烈なシュートを放ったが、枠をとらえず。前半はPSGが2点をリードして折り返す。

後半立ち上がり、レアル・マドリーはより高い位置でプレスを掛けて奪いに行くが、前半同様PSGがボールを握る展開に。60分、高い位置でボールを奪うと、ディ・マリアがループ。しかし、枠の上へ外れた。またその直後には、ボックス内で受けたディ・マリアのパスにサラビアが合わせる。勢いの止まらぬ11番はその直後、GKクルトワが触らなければマルキーニョスに到達していただろう高速クロスを送っている。

主導権を握るPSGだったが、68分にアクシデント。この試合で攻守に抜群の存在感を放っていたマルキーニョスが、アザールとの1対1を制した際に負傷。エレーラと交代となった。レアル・マドリーは同じタイミングで、アザールとハメスを下げ、バスケスとヨヴィッチを投入し、状況の打開を図る。

すると76分、レアル・マドリーがネットを揺らすことに成功。右サイドからカルバハルが送ったクロスにヨヴィッチが合わせきれずにこぼれると、走り込んだベンゼマが押し込んだ。しかし、こぼれ球近くにいたオフサイドポジションのバスケスの関与があったとして、またもゴールは取り消しとなった。直後のベンゼマのヘッドも枠の右に外れる。なんとか1点を返したいジダン監督は、79分にベイルに代えてヴィニシウスを送り出す。

しかし、PSGは相手の反撃を最後まで許さず。後半アディショナルタイムには、自陣からの速攻で相手の裏を取ると、最後はベルナトのアシストからムニエがゴール。両SBによって3点目を奪い、終始試合を支配していたホームチームが3-0で勝利を収めた。3トップ不在の中、グループ首位突破へ向けて貴重な勝ち点3を手にしている。

なおグループAのもう1試合、クラブ・ブルージュ対ガラタサライはスコアレスドローに。長友佑都は左SBでフル出場を果たしている。

■試合結果
PSG 3-0 レアル・マドリー

■得点者
PSG：ディ・マリア（14分、33分）、ムニエ（後半AT）
レアル・マドリー：なし

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