2017-12-17-milan-gennaro-gattuso(C)Getty Images

ガットゥーゾ、降格圏ヴェローナに完敗も理解求める「私は聖人でない。奇跡は不可能」

ミランの指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾは17日のヴェローナ戦終了後、記者会見に出席し、敗戦の弁を述べた。

ミランは17日、セリエA第17節においてアウェーでヴェローナと対戦。現在19位と降格圏に沈む相手に対し、13日のコッパ・イタリア5回戦では3-0で快勝していたが、この日は0-3と完敗した。前節のボローニャ戦において、就任後の初勝利を喜んだガットゥーゾだったが、再び暗雲が漂い始めた。指揮官は試合について、「25分間ボールを支配したが、1度のピンチでリードを許してしまった。2点目で文字通り、打ちのめされてしまった。失態を見せた」と振り返った。

「攻撃の場面において、毎回、得点できる可能性を感じる。一方、ピンチに陥ると抵抗できない。一人ひとりを見れば、このチームは順位表のポイントよりもずっと上に行けるはずだが、とにかく本物のチームになっていかねばならない。おしゃべりはいらない。トレーニングを続けていく必要がある」

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順位表では8位へと1歩後退し、チャンピオンズリーグはおろか、ヨーロッパリーグ出場圏内が再び遠のいた。指揮官交代後もなかなか上向かないチームの状況について、イタリアで高い人気を誇る聖人、ピオ神父の名前を挙げて論じた。

「気合だけではどうにもならない。私はピオ神父のように奇跡を起こせる聖人ではない。フィジカルやメンタルのコンディションを上げるには試合数がまだ足りない。私が最も心配しているのはメンタル面だ。今のように落胆し、怒りに満ちている時は傷を広げないためにも何も言わない方が良い」

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