2022年カタール・ワールドカップ組織委員会のCEOを務めるナセル・アル・ハタル氏は、世界的祭典に向けた準備が順調であることを強調した。
ワールドカップ史上、アジアで2度目、中東で初めて開催される2022年カタール大会。11月~12月にかけて行われる初めてのW杯となるカタール大会では、中東の分化を前面に押し出したイベントも開催される予定で、様々な面から注目されている。
そんな中、新スタジアムの建設状況やインフラの問題に関して、この大きな祭典では常に厳しい目が向けられてきた。それでも、アル・ハタル氏は2022年のW杯に向けて準備が順調であることを強調している。
「この大きなトーナメントが開催されるにあたって、批評というのは付きまとうものだ。それは我々が開催地に立候補したときからあったものだ。PRありきのもの、ジョークとさえ言っている人たちもいた。だが立候補地から開催国になっていく過程において、次第に周囲も真剣に受け止め始めた。多くの噂や疑念もあってそれに対処し続けてきた。最高の立候補地となり、公平かつ正しい形で開催地に選ばれたんだ」
「我々にとって労働者の福利は最大の挑戦の一つだった。だが同時に最大のチャンスでもあった。国として、労働者の福利、健康面にかんする進歩には満足しているよ。労働に関する法律は改革といった観点で、おそらくこの地域では最先端の国と言えるだろう」
「準備に関しては非常に順調だ。道路などインフラ面では90%完了している。ハリーファとアル・ジャヌーブの2つのスタジアムはすでに完成しているしね。今年中に、ほかの2つも完成する。来年の春あたりまでに2つ、そして来年中に残る2つも完成させるつもりだ」
「トレーニング施設もすべて準備OKだよ。地下敵もクラブ・ワールドカップのスタートと共に使用可能になるはずだ」
カタールは2019年と2020年のクラブ・ワールドカップの開催地となっている。アル・ハタル氏は、クラブW杯でホスト国としての度量を示したいと考えている。
「来るクラブ・ワールドカップとGCCカップでファンの熱量を見てみたいと思う。文化的な側面で見てもどのような反応を示すことになるか、確認しておきたいと考えている。この機会は、我々にとってとても有意義な経験になるからね」
「我々とFIFAの間での協力関係から、最初のグローバルなイベントがクラブW杯だ。長い期間、準備をしてきた。この機会にそれを証明したい。すべてのファンが文化的要素を見られるように取り組むつもりだよ。ホスト国だけでなく全ての国にとっての交流の場としての良い機会になる」
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