2022年のワールドカップ（Ｗ杯）開催に向けて準備を着々と進めているカタール。中東で初開催となる2022年大会では、中東の分化を前面に押し出したイベントも開催される予定で、開催が迫るにつれて注目度が増している。
ファンやサポーターに大会を満喫してもらえるように様々なことに取り組んでいるカタールでは、新たに建設させるスタジアムも大きな魅力。その一つであるアル・バイト・スタジアムは、伝統的な遊牧民が使用するカタールのテントをイメージさせるような、デザイン性の高いスタジアムとして注目されている。
ドーハから北に約40kmという場所に建設される収容人数6万人のアル・バイト・スタジアムには、特別観覧ボックス席も用意され、最高のもてなしを受けることが可能に。五つ星と言える部屋から見るピッチは素晴らしい景観。アル・バイト・スタジアムには、このような部屋が96部屋もあるのだ。
以下に続く
アル・バイト・スタジアムのエンジニアでプロジェクト・マネージャーを務めるモハメド・アーメド氏は、特別観覧ボックス席について以下のように話している。
「非常にユニークなコンセプトの下で我々がデザインしました。構想は最初からあったんです。カタールに遠征してくるチームとしてのホテルとして使用する計画もありました。ワールドカップの間には、ここは特別観覧ボックス席となります。部屋に置かれるベッドはソファーとして使用することもできますよ」
「部屋は全部で96部屋あります。その全部がワールドカップ期間中は特別観覧ボックス席になります。FIFAとも情報を共有済みです。彼らからも賛同させていますよ。五つ星ホテルと言えるような施設です」
