Pedri Injury Career

バルセロナを新時代に導くペドリ…スペインの至宝の未来は負傷癖の克服にかかっている

今週初め、バルセロナのペドリがスペイン・スーパーカップのオサスナ戦で数分ならプレーできそうだと判明した。客観的に見て、これはバルサにとって朗報である。とはいえ、今シーズン苦戦続きのブラウグラナが最高の選手のひとりを欠いて我慢の戦いを強いられてきたことは確かだ。

現在のバルセロナにとってペドリが重要な選手であるというのは逃れようのない事実だ。過去2シーズン半、バルサはペドリが出場した試合で3敗しかしていない。ペドリがピッチにいない場合は負ける可能性が高くなるばかりではなく、彼の才能を再確認することにもなっている。

だが、実際問題としてペドリが多くの試合に出場していたというわけではない。2021-22シーズンの開幕以降、ラ・リーガでは46試合しかプレーしておらず、全公式戦でも67試合だけだ。時期尚早に起用されすぎた10代は、自身に課せられた巨大な任務をこなしきれないことが判明している。

つまり、どうにも打ち破れそうにない悪循環が生まれつつあるのだ。天才少年から中盤のダイナモとなったペドリは、コンディションを維持できないために自身の可能性を狭めてしまっているようなのである。サッカーにはケガがつきものだが、ペドリはあらゆる筋力を使って何でもこなすミッドフィルダーであり、そのために現在苦しんでいる。下手をすれば将来有望なはずのキャリアが終わってしまうかもしれない。

以下に続く