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静かすぎる1月が終了…今夏の移籍市場は壮大なものに?

2023年1月の移籍市場は、少なくともプレミアリーグにおいて、常軌を逸したことばかりであった。イングランドのトップリーグのクラブが費やした総額は7億8,000万ポンド(約1,462億円)。この額の半分以上を使ったのがチェルシーで、トッド・ベーリーとクリアレイク・キャピタル・コンソーシアムはエンソ・フェルナンデスとミハイロ・ムドリクを含む9つの契約にゴーサインを出した。

商業的および放送権料の収益において、ヨーロッパの他の4大リーグを置き去りにしているプレミアリーグは、昨年の夏に続き、さらに24億ポンド(約449億円)という新記録となる額を支出した。それでも妥協しなければならないこともある。エヴァ―トンが11月に収益性と持続可能性に関する規則違反で勝ち点10を剥奪されたことで、イングランド・サッカー界は全体的に財布のひもを締め気味であった。

エヴァ―トンはその後2度目の罰金を科されることとなり、ノッティンガム・フォレストも3年間で1億500万ポンド(約196億円)の損失過多となったことの裁定を待っている。一方、チャンピオンズリーグのディフェンディング・チャンピオンであるマンチェスター・シティは、115件のファイナンシャル・フェアプレー規則疑惑がもたれており、秋に始まる予定の裁定により不正行為で有罪ということになれば、極度の制裁が待ち受けている可能性がある。

舞台裏のあらゆるカオスの結果、各クラブのオフィシャルは、2024年1月の移籍市場でひどく慎重になっていた。プレミアリーグ、ラ・リーガ、セリエA、ブンデスリーガ、リーグ・アンの各チームは、レンタル移籍や若手選手、フリーエージェントの選手たちに価値を見出だそうとする姿勢を強くしていた。しかし、これはおそらく、嵐の前の静けさであろう。

誰だって、シーズン途中にチーム内最高の選手を売りに出そうとは思わない。アフリカ・ネーションズカップやアジアカップも開催中だ。夏にはいつも通りの光景が戻るだろう。各チームは再構築が必要になるし、トップ選手たちには、あこがれのチームとの移籍交渉や、もはや居心地のよくないクラブから出ていくための大きなチャンスがある。

ここでGOALは、楽しみにするべき最も好奇心をそそるストーリーを紹介しよう。まずは、まだ自分の将来を考えあぐねているあのフランス代表選手から…。

以下に続く