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U-23ウズベキスタン代表が決勝進出!10人のインドネシア代表下しパリ五輪出場権を獲得

現地時間29日、パリ五輪最終予選を兼ねたAFC U-23アジアカップ カタール2024は準決勝が行われ、インドネシア代表とウズベキスタン代表が対戦した。

準々決勝の韓国代表戦で2ゴールを挙げたエースのストライクを累積警告で欠くインドネシアに対し、ウズベキスタンが立ち上がりのペースを掴む。13分、ホシモフのパスをエリア内右でに流れて受けたオディロフのシュートはGKアリが横っ飛びではじき出す。

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さらに18分、ホシモフが右サイドからカットインして左足を振り抜くと、抑えの利いたシュートがゴール右へと僅かに外れる。30分には、ブリエフのミドルシュートがクロスバーを直撃するなど、決定機の数では上回るウズベキスタンだが、あと一歩のところでゴールが奪えない。

エースを欠くインドネシアもスピードあるカウンターでウズベキスタンゴールへと迫るが、決定的なシュートは打てないまま、互いに無得点で試合を折り返した。

後半、ウズベキスタンはホシモフとエルキノフを下げてジャロリディノフとノルチャエフを投入。59分にはロングレンジからジャロリディノフが左足で狙うと、強烈なシュートがゴール右へとわずかに外れる。

試合に動きがあったのは61分、左サイドから入れたクロスをサナンタが競り、GKネマトフも飛び出すも触れず、ゴール前でこぼれ球となる。このこぼれ球をフェラーリが蹴り込み、守勢の続いていたインドネシアが先制に成功する。しかし、VARとフィールド・オン・レビューの結果、わずかにサナンタがオフサイドだったとしてノーゴールとなった。

すると今度はウズベクサポーターが沸く。68分、投入されたばかりのハムラリエフの右クロスをゴール前に走り込んだノルチャエフが難しい体勢からボレーで捉え、ウズベキスタンが均衡を破った。

さらに71分、ジャロリディノフが落としたボールをファイズラエフが右足で狙うと、強烈なシュートが左のポストを直撃。77分には右CKのこぼれ球を拾ったファイズラエフの左クロスを、ノルチャエフが頭で合わせるもクロスバーにはじかれる。

立て続けの決定機を決めきれないウズベキスタンだったが、83分にジャロリディノフがリドと接触し、VARの結果、足の裏で蹴った危険な行為としてキャプテンマークを巻くリドが退場に。1点ビハインドのインドネシアは10人での戦いを余儀なくされる。

さらにこのファールで得たFKをジャロリディノフが狙うと、GKアリがはじいたボールをクサノフが頭で押し込む。これは左のポストを叩くが、GKアリがクリアしようとしたアルハンと被ってファンブルして自らゴールに入れてしまい、オウンゴールでウズベキスタンが待望の追加点を手にする。

退場者を出し、直後にオウンゴールで失点という非常に苦しい状況のインドネシア。残り少ない時間でまずは1点を返したいところだが、ウズベキスタンも数的優位を生かしながら上手く時間を使って完封。逃げ切ったウズベキスタンが決勝戦へと駒を進め、パリ五輪出場権を獲得した。

敗れたインドネシアは3位決定戦へと回り、3位になればパリ五輪の出場権を獲得し、敗れればアフリカ予選4位のギニア代表とパリ五輪出場権を争う「大陸間プレーオフ」に出場することとなる。

■試合結果

U-23インドネシア 0-2 U-23ウズベキスタン

■得点者

U-23インドネシア:なし

U-23ウズベキスタン:ノルチャエフ(68分)、OG(86分)

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