現地時間28日、イングランド・プレミアリーグは第35節が行われ、マンチェスター・シティは敵地シティ・グラウンドでノッティンガム・フォレストと対戦した。
1試合消化が少ない状態で、首位アーセナルと1ポイント差の2位につけているシティ。直前の試合でアーセナルがノースロンドン・ダービーに勝利したため、暫定で4ポイント差に広がっているが、勝って再び1ポイント差の射程圏内にいたいところ。
体調不良により直前でフォーデンがメンバー外となったシティはドクが先発し、アルバレス、ベルナルド・シウバ、デ・ブライネ、グリーリッシュと攻撃陣を構成。負傷明けのハーランドはベンチからのスタートとなった。
立ち上がり、積極的な入りを見せたN・フォレストだが、開始早々に左クロスをゴール前に走り込んだネコ・ウィリアムズが合わせる決定機も、上手くミートできない。
シティのチャンスは9分、ロドリが高い位置でボールを奪い返し、グリーリッシュのパスをエリア内左で受けたデ・ブライネのシュートはゴール右でGKセルスがはじきCKへと逃れた。
ボール保持で上回るシティだが、ゴール前を固めるN・フォレストの守備に手を焼き、なかなかシュートで終わることができない。それでも32分、デ・ブライネの左CKをニアサイドに走り込んだグヴァルディオルが頭で合わせ、セットプレーからシティが先制する。N・フォレストとしては、直前の場面でN・ウィリアムズが足を痛めてピッチの外に出ていたため、守備の人数が足りなかったことが悔やまれる場面だった。
N・ウィリアムズはそのままモンティエルと負傷交代を強いられ、早くも交代枠を消費することとなったN・フォレスト。38分には、左クロスをファーサイドのモンティエルが折り返すと、最後はゴール前フリーのウッドが押し込むだけだったが、上手く合わせられず空振りに終わってしまう。
前半、シティの7本に対して8本と、シュート数では上回ったN・フォレスト。後半も1点を追うN・フォレストが思い切りのいい攻撃を仕掛けるが、あと一歩のところで決定機に繋がらない。
シティは後半からGKエデルソンに代えてオルテガを、ドクに代えてコヴァチッチを投入していたが、61分にはグリーリッシュに代えてハーランドを投入。追加点を奪って試合を決めようという意図を感じさせた。
すると迎えた71分、中盤で前を向いたデ・ブライネのパスを受けたハーランドがエリア内右に侵入。対峙したムリーリョをスピードで縦にかわして右足でゴール左へと流し込み、シティが待望の追加点を手にした。
意地を見せたいN・フォレストだが、この日は最後までゴールが遠く、ホームで完封負け。デ・ブライネの2アシスト、ハーランドの復帰弾など、盤石の勝利を収めたシティが首位を走るアーセナルとの勝ち点差をキープした。
■試合結果
N・フォレスト 0-2 マンチェスター・C
■得点者
N・フォレスト：なし
マンチェスター・C：グヴァルディオル（32分）、ハーランド（71分）
