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清家貴子の開始30秒弾で先制も…なでしこジャパン、50644人が見守ったアメリカ戦で逆転負け

シービリーブスカップ2024準決勝が行われ、なでしこジャパン(日本女子代表)はアメリカ女子代表に1-2で敗れた。

6日にアメリカ・アトランタのメルセデス=ベンツ・スタジアムで行われたシービリーブスカップ2024準決勝。アメリカ開催の同国女子代表の親善試合としては史上最多となる50644人が詰めかけた一戦では、日本はキャプテン熊谷紗希や長野風花、長谷川唯ら主力が先発。対するアメリカも、アレックス・モーガンや主将リンジー・ホランらがスタートからピッチに立った。

いきなり試合を動かしたのは日本。清水梨紗が右サイドでボールを奪うと、谷川萌々子のロングフィードに反応した清家貴子がそのまま右サイドを駆け上がってペナルティエリアに侵入、右足を振り抜く。低い弾道のシュートはファーサイドのポストを叩いてからゴールに吸い込まれた。日本が開始30秒足らずでスタジアムの大歓声を黙らせる先制点を奪う。

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その後はアメリカペースになるも、守屋都弥がゴールライン上でクリアするなど、守備陣が奮闘。しかし21分、ジェディン・ショウの強烈な一発で同点に追いつかれる。一進一退の攻防を見せるがこれ以上のゴールは生まれず、1-1で前半を終えた。

日本は、ハーフタイムに得点を挙げた清家を下げて浜野まいかを投入するなど、3選手を交代して後半に臨む。後半は立ち上がりからアメリカが主導権を握り、幾度となく日本ゴールを襲うが、守備陣が踏ん張りゴールを許さない。

それでも75分、杉田妃和がドリブルでボックス内に侵入したソフィア・スミスを倒してPKを献上。ホランにネットを揺らされて逆転を許す。終盤は同点ゴールを目指す日本が攻勢を強め、田中美南らが惜しいシュートを放つも、得点は生まれずに試合終了。清家の開始30秒弾で先制した日本だが、アメリカに1-2で逆転負けを喫した。この結果、日本は現地時間9日に行われる3位決定戦に回ることが決まった。

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