Julen-Lopetegui(C)Getty Images

ミラン、来季のロペテギ招聘を断念か…ファンの猛反発で次期監督候補を見直しと報道

ミランは、来シーズンに向けてフレン・ロペテギ氏の招聘を検討していたが、ファンの反発を受けて次期監督候補を見直すようだ。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が29日、伝えている。

今シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ敗退に終わり、ヨーロッパリーグでもローマに敗れて準々決勝敗退となったミラン。リーグ戦では、ミラノダービーでライバルであるインテルの20回目のスクデット獲得を見届ける形となった。そしてイタリア複数メディアでは、来季は新監督の下で再出発を図ると伝えられている。

そして次期指揮官としてロペテギ氏が有力と報じられていたが、ミランファンはこれに猛反発。「#Nopetegui(“ノー”とロペテギの造語)」のハッシュタグがSNSでトレンド入りする騒動に発展した。また、オンライン請願の署名が48時間足らずで1万人を超えたことも伝えられており、「ロペテギのミラン行き説は、完全に暗礁に乗り上げた」とみられる。

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『ガゼッタ・デロ・スポルト』は、ミランが「広場の意見に耳を傾けるクラブ」であると指摘。「ファンの感情をリスペクト」し、「クラブは世界で最も優れたファンを持つことを誇りとしている」ことから、ロペテギ招聘に反発するファンの意見に「耳を傾けないはずがない」との見方を示した。

こうして「2度目のキャスティングはまもなく開始するだろうが、クラブは落ち着いて検討したい考え」であるとみられている。ミラン次期監督候補のプロフィールには「国際経験があってクラブに協力的で、若手の能力を引き出せる人物」が挙げられているほか、金銭面においてもクラブのガイドラインを満たせる指揮官でなくてはならない。今後の動向は注目されるところだ。

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