daichi-kamada(C)Getty Images

新生ラツィオで激変!鎌田大地が現地で大脚光「監督は11人全員が鎌田であることを願う」

イゴール・トゥードル新監督の下で出番を増やすラツィオMF鎌田大地について、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が29日、特集記事で注目。契約延長に期待を寄せた。

27日のヴェローナ戦にフル出場し、チームの公式戦4連勝に貢献した鎌田。監督交代後はセリエA5試合連続で先発しており、前体制からの変化はイタリアで大脚光を浴びている。イタリア紙は「本物のカマダだ。ラツィオはいま、彼の“シー(はい)を待っている”」との見出しで特集。ヴェローナ戦でチーム内最長走行距離やボールタッチを記録するなど、スタッツにおいても結果を残した鎌田について「小さな悪魔だった」などと賛辞を贈った。

その中で、「カマダを復活させた」トゥードル自身がヴェローナ戦後、「ダイチがディエチ(10人)欲しい」と絶賛したことに触れ、「『七人の侍』が“10人の侍”になった」と表現。「トゥードルは(ピッチの)11人全員がカマダのようであって欲しいと願っている」などと綴った。「この形態のダイチは、トゥードルに適した人物であり、最もモダンなサムライだ」との見解を示した。

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また、マウリツィオ・サッリ前監督の下ではほとんど出場機会が与えられず、「カマダは全てから外れて、姿を消していた」と指摘。「よそ者のようで、自信やアイデンティティの危機に見舞われ、契約や延長オプションの期限切れを待ち、退団を望んでいたはずだった」と振り返った。

しかし、先月から指揮を執るクロアチア人指揮官が「彼を再生し」、「カマダは現在、かつてないほどにラツィオの中心であることを感じているはずだ」と現状が大きく変化したことにも注目。さらにトゥードルが「カマダの中にあったサムライを呼び覚ました」とも指摘した。「トゥードルは来シーズンもカマダがいることを期待している。ラツィオは彼が契約延長オプションを行使することを願っている」とラツィオ側が現在、鎌田の残留を希望していることを伝えつつ、「これまでネガティブな兆しはない。慎重ながらも楽観はある」との見通しを示した。

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