明治安田J1リーグでは10日、第3節の北海道コンサドーレ札幌vs浦和レッズが行われた。
前節サガン鳥栖戦にも0-4で完敗して開幕からここまで無得点で1分け1敗未勝利の札幌が、同じく1分け1敗未勝利の浦和を迎えたホーム開幕戦。札幌は鈴木武蔵や青木亮太、荒野拓馬ら、浦和は関根貴大や前田直輝、サミュエル・グスタフソンらを先発起用した。
開始から一進一退の攻防が繰り広げられた試合は31分に動く。浦和ボールの右CKの流れからショートコーナーでS・グスタフソンがクロスを供給。後方から駆け上がった酒井宏樹が豪快なヘディングシュートを決め切って浦和が先制する。
攻勢を強めている浦和は43分にアレクサンダー・ショルツが佐藤瑶大との交代を強いられるアクシデントもあったもののリー押して折り返し。後半も52分という早いタイミングで興梠慎三と前田に代えてチアゴ・サンタナと松尾佑介を送り出す2枚替えを敢行し、追加点を目指す。
後半に入ってからよりボールを握って崩しを図る札幌。64分には駒井善成がボックス手前から右足を振り抜いたがGK西川周作に阻まれる。
札幌は終盤にかけて長谷川竜也や田中克幸、原康介、田中宏武らを立て続けに投入していくが、徐々に浦和がポゼッションを取り戻して試合を締めに入る。
そして、試合は浦和が1-0でリードを保って終了。札幌は開幕1分け2敗と未勝利かつ無得点が続く一方、浦和は今季リーグ戦初白星を飾った。