FIGC会長、セリエA今季完結の目標は変わらず「9月や10月まで続く可能性もある」

イタリアサッカー連盟（FIGC）のガブリエレ・グラヴィーナ会長は、2019-20シーズンのセリエAが今秋まで続く可能性を示した。

世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。ヨーロッパの中で早くからこの影響を受けるイタリアでは、感染拡大が爆発的に進み、5日現在、感染者と死者がそれぞれ13万人、1万6千人に達しようとするなど切迫した状況が続く。日常生活すらままならないことを受け、欧州5大リーグの中でいち早くリーグ中断を発表したセリエAでは、再開の目途はおろか、シーズン打ち切りの可能性すら浮上している。

3日にはセリエAの無期限延期を発表したFIGCのグラヴィーナ会長は『Rai』で「セリエAが9月や10月まで続くかって？あくまでも仮定だ」と前置きしたうえで「このような非常事態の中でも、2019-20シーズンだけではなく、2020-21シーズンを妥協しないためにも、我々は今年中に2019-20シーズンを完結しなければならない」と回答。

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続けて「少しでも良い解決策を見つけるために、すべての仮定を精査している。現段階で可能性のある再開日時は5月17日だが、仮定であることを強調したい」と条件が整えば最短で来月にフットボールが日常に戻ってくる可能性を示した。

欧州サッカー連盟（UEFA）は今シーズンを6月末までに完結することを要求していたが、現段階でこの目標を達成することはやや厳しい様子。ベルギーではシーズンの打ち切りが決定的で、オランダでは6月1日までの再開を許可しないと政府が声明を出し、その他のリーグでも無期限延期の状態が続いている。