Ritsu Doan Freiburg 04272024(C)Getty Images

堂安律が相手OGを誘発…後方からボールを供給のフライブルク同僚「トレーニングでもリツと話している形」

フライブルクは27日のブンデスリーガ第31節でヴォルフブルクに1-2で逆転負け。ヤニック・カイテルは試合を振り返る中、堂安律が相手のOGを誘発したシーンについても触れた。

一時代を築いたクリスティアン・シュトライヒ監督が今季限りで退任するフライブルク。その最後のシーズンは数々の主力メンバーの離脱に苦しんできたチームだが、ヴォルフスブルク戦の前半は複数の好機をつくり出すなど好パフォーマンスを披露。そして、42分に堂安のクロスに触れた相手DFのOGによりリードを手にし、前半を折り返した。

しかし、64分にはDFキリアン・シルディーヤが足裏を見せるスライディングで一発退場に。それでも好機をほとんど許さなかったフライブルクだが、82分にヴォルフスブルクのMFマクシミリアン・アーノルドに直接FKを見事に決められると、87分にはPKを外した挙句、90分にはDFマクサンス・ラクロワにスーパーゴールを献上。チャンス数、ポゼッション率、デュエル勝率などスタッツで相手に上回りながら、悔しい敗戦を喫した。

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そして、カイテルは試合翌日にクラブ公式ウェブサイトのインタビューに対応。「前半が素晴らしかっただけに、勝てなかったのはもちろん非常に辛い。レッドカードのあと、10人では思うように守れなくなってしまい、今日はみんなも少し下を向いているね」と認めると、ボールが合計3回ポストやクロスバーに当たったことについて「最初の瞬間はプッシュされるけど、3度目となると『そろそろ入ってくれないかな』と思い始めてしまうものだよ」とも語った。

カイテルは本職はボランチでありながら、マティアス・ギンターやフィリップ・リーンハルトらレギュラーのセンターバックが長期離脱を強いられているため、ここ最近は3バックの中央でプレー。前線への正確なフィードで堂安が絡んだゴールに関与した場面について、「DFは(中盤とは)多少違うからね。さほど詰められないし、大抵プレーを見渡せる位置にいる。だからそこから試合をもっとコントロールすることが可能になる」と明かすと、ゴールシーンに関しては「トレーニングでもいつもリツとそういうのについて話しているよ。彼が突然走り出し、僕がボールを前線に送るという形だ。今回うまくいったね」と話している。

堂安はアジアカップから戻ってからほぼ全試合にフル出場し、リーグ戦ここ7試合で6ゴールに関与。主に3-4-3が用いられるようになったチームで、右ウイングバックでの起用が続く中、得点に直結するようなプレーが増えているように見える。

なお、フライブルクはこれで勝ち点40のままも7位をキープ。今季欧州コンペティションでの成績次第で来季チャンピオンズリーグ出場権が5枠となり、さらにレヴァークーゼンがDFBポカールを優勝すれば、7位でもヨーロッパリーグ出場権を得られる。ここ2シーズンELに出場したチームだが、シュトライヒ監督の後任となるユリアン・シュスター氏の下でも同コンペティションに臨むことになるのだろうか。

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