トッテナムとの大一番を制したアーセナルの今後について、有力メディア『The Athletic』が分析している。
28日に行われたプレミアリーグ第35節で、トッテナムとのノースロンドンダービーに挑んだアーセナル。敵地での一戦となったが15分にオウンゴールで先制すると、27分にサカ、38分にハヴァーツがネットを揺らして前半だけで3点をリードする展開に。しかし後半は2失点を喫するなど厳しい時間が続いたものの、3-2で逃げ切り勝利を飾った。
これで勝ち点を80まで伸ばし、2位マンチェスター・シティ(1試合未消化)とは1ポイント差、3位リヴァプールとは5ポイント差となった首位アーセナル。チャンピオンズリーグを含めると直近14日間で5試合と過密日程の中で挙げた勝利について、『The Athletic』のエイミー・ローレンス記者は以下のように分析している。
「これは能力と同じくらい回復力による勝利だった。このダービーの猛烈な激しさ、会場の敵意、トッテナムと比較して過去2週間でこなした試合数、マンチェスター・シティの存在……非常に多くのディテールが試合の激しさを増した」
「以前のアーセナルであれば、このまま凋落していったかもしれない。だが今のアーセナルは、たとえ終盤にどれだけ足が伸び切っていたとしても、粘り続けた。彼らの決意と結束力が、プレッシャー下でも最後まで団結させ続けている」
その上で「アルテタ監督はあまりベンチを信頼していない。このシーズン終盤の活躍で礎となった選手たちは、共に生き、共に死ぬ選手たちだ」とし、指揮官は固定メンバーの起用を好むことを指摘している。