マンチェスター・ユナイテッドMFブルーノ・フェルナンデスは、自身の将来について明言を避けている。
2020年1月にマンチェスター・Uへ加入すると、ここまで公式戦230試合で79ゴール64アシストを記録、チームを牽引してきたブルーノ・フェルナンデス。現在はチームの主将を務めるなど、絶対的な存在として君臨し続けてきた。
しかし、今季のマンチェスター・UはFAカップで2年連続決勝戦へ進出したものの、チャンピオンズリーグではグループステージ最下位で敗退、プレミアリーグではトップ4フィニッシュの可能性が消滅するなど厳しい時期が続いている。さらにフットボール部門の実権を握る上層部の変更もあったため、今夏の移籍市場で大幅な動きがあることも予想されている。そしてイギリス『テレグラフ』は、クラブ側はコビー・メイヌー、アレハンドロ・ガルナチョ、ラスムス・ホイルンドを除く全選手に対するオファーを聞く準備があることを報じていた。
この報道についてポルトガル『DAZN』で問われたブルーノ・フェルナンデスだが、将来について明確な回答を拒否。残るFAカップ決勝と今夏のEURO2024に集中していることを強調した。
「今は他のことを考えていない。もちろん、それは僕だけの話じゃないよ? 選手はいつだってここにいることを望まないといけないけど、同時に残ってほしいと思われないといけないんだ。現時点では、そのどちらの感情もあると思っている。将来のことについてはあまり考えていない。今季は明らかに、個人としてもチーム全体としても、僕が期待したレベルに達していないからだ」
「FAカップで優勝してシーズンを終える可能性はまだある。その後、重要なEURO2024も控えている。もし正直に言ってほしいのであれば、仮にプレミアリーグでの挑戦をやめることを考えるとすればEUROが終わった後だ。現時点で、FAカップ決勝とEUROへの集中力を奪うものはなにもないしね。それ以上に重要なことはない」