インテルの指揮官ルチアーノ・スパレッティは日本代表のDF長友佑都のライバル、DFダルベルト・エンリケに集中指導を行っている。イタリアの移籍市場情報サイト『カルチョメルカート・コム』が3日、伝えている。
23歳のダルベルトは今夏、ニースから移籍金2000万ユーロ(26億円)+ボーナスで加入。ニースは違約金を3000万ユーロ(39 億円)に設定しており、インテルは当初のオファーよりも3倍以上に増額して、左サイドバックの人材を確保した。
しかしスパレッティは戦術理解を重要視しており、今シーズンの開幕2連戦においては、プレシーズンを通して安定した活躍を見せた長友を先発として起用している。26日のローマ戦では、長友が左太腿裏の違和感を訴えたため、56分にダルベルトがピッチに入った。するとダルベルトは左サイドで積極的に攻撃参加するなどして、インテルの3-1での逆転勝利に貢献し、評価を上げた。
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代表戦で長友が不在の中、インテルではダルベルトに熱視線が送られている。3日にはミラノ近郊のモンツァで行われたF1(フォーミュラ1)を観戦し、新たな環境への適応を図ったほか、スパレッティの下、セリエAにおける戦術の集中指導も受けた。「インテルのF1カーとなり、ユート・ナガトモからスタメンの座を奪う準備はできている」として両選手の間で激しいポジション争いが繰り広げられるだろうことを伝えている。